HAMABLUE PRESS

スベンド・ブローダーセン「たくさんゴールを決めて勝つというのもチームにとって自信になるが、やっぱり無失点でいくというのがさらに強いチームになるために必要だと思う」……J2第8節・琉球戦 試合前コメント

J2第8節・琉球戦を翌日に控え、スベンド・ブローダーセンがリモートによる試合前会見に応じました。話題がとっ散らからないよう順番は入れ替えてありますが、ほぼ全文を紹介します。

※質問者の所属
(A)……ハマプレ
(B)……スポーツ報知

 

■スベンド・ブローダーセン

「マスクは取ってもOK?、あ、つけたほうがいいのね」

――欧米の人はマスクをつけるのは好まないと聞きますが、ブロちゃんも?(A)
「ヨーロッパは日本と比べて個人主義なので、マスクをつけるかどうかは自己責任で他人のことも気にしない。日本では自分の身を守るというより、自分から他人を感染させないように、街に出てもそうやってお互いが気をつかってマスクをつけている。そういう文化の違いというか考え方の違いがあると思います。僕もマスクをつけるのはそんなに好きじゃないですが、日本に来て慣れました。この前の(甲府戦の試合後)会見では外していたので、今日も外していいのかなと思ったんですが、チームがコロナ禍というのがあって……。グラウンドでは外して大声で叫びたいですね」

――日本で迎える初めての春ですが。桜はいかがでしたか?(A)
「とても綺麗ね! 花見しました。鎌倉と、みなとみらいも。岸根公園にも行きたいですが、彼(池田良平通訳)が時間がないので(笑)。あと桜餅とか、桜に関した食べ物もいろいろ商品が出ているので、そういうものも楽しんでいます」

――開幕からここまでの戦いを振り返ると?(A)
「勝ってチームに自信がたくさんあります。でも、いつもギリギリね(笑)。いつも1点差の試合で。だからJ2のほかのチームと大きな差があるとは考えていません。ただ、開幕前はここまで良い結果が出ると予想してなかったので、すごく良いことですし、変なプレッシャーやストレスがかかっていない状況で課題に向き合って、成長できていると思います」

――無失点に抑えられたのは1試合しかないというのはGKとしては?(A)
「もちろん無失点に抑えることがGK含めて守備陣、チーム全体の目標なので、それを達成できればいいですが、たくさんゴールを決めて勝つというのもチームにとって自信になります。ただやっぱり無失点でいくというのがさらに強いチームになるために必要だと思う。自分だけでなく守備陣としっかり連携を取って失点ゼロにできるよう集中してやっていきたい」

――プレー面で監督から求められているものは?(A)
「もっとビルドアップね。チームとしてそこは今シーズンやっていこうという部分で、開幕からここまで、自分の中でも進歩していると感じている部分。試合経験を積むことによってお互いの感覚が分かってきている。引き続きそこは伸ばしていきたいし、あとはテンポだとか、自分たちのポゼッションの時間を長くすることも監督から求められているので、これからもやっていきたいと思います」

――明日戦う琉球の印象と、試合への意気込みは?(A)
「琉球は下位にいて、自分たちは首位にいますが、シーズンは始まったばかりなので、順位はまったく関係ない。シーズンが終わったときに両チームともそこにいるかというのは分からないので、しっかりやっていきたい。相手はディフェンスに少し問題を抱えているように見えるけど、攻撃陣には良い選手がそろっているので、気を引き締めていかないとやられてしまう。コロナの影響で出られない選手もいて、新しい選手が出る状況になるかもしれないので、自分たちも簡単ではない。皆さんは僕たちが勝つだろうと期待されていると思うけど、簡単な試合になるとは思っていない。両チームとも攻撃的なチームなので、お互いに全力を出して素晴らしい試合になると思う」

――W杯で母国のドイツと日本が戦うことになりましたが?(B)
「昨夜遅くに抽選があって、今朝起きたらスマホにいっぱいメッセージが入っていて、何か悪いことでも起きたのかと思った(笑)。ドイツの友人たちからで、『一緒のグループになったな』と。そこで初めて気がつきました。自分はいま日本にいるので縁も感じるし、お互いに良い試合をして両チームともグループステージを突破して決勝トーナメントに進めればと思います」

――今のドイツ代表の特徴、手強いところは?(B)
「今の代表にもユース年代で一緒にやった選手がいるので思い入れはあるし、彼らの特徴はよく知っています。ドイツ代表は若手に世代交代して良いチームになっていますが、自分は日本でやっているので、開幕戦は日本を応援したい気持ちもあります。ドイツはそのあと他のチームにしっかり勝ってもらって、お互いにグループステージを突破することを一番願っています」

――自身も代表入りは夢として持っていると思いますが?(B)
「U-20のときに、記憶は定かじゃないけど日本と公式戦か練習試合かをやって2−1で負けてしまったことがあります。僕は前半だけしか出てなくて、PKをセーブしたんですが。そこで1回負けているので、代表に選ばれたらリベンジできますね。もちろんW杯に出たいという夢は持っています」

例によって出だしはできるだけ日本語で話そうとトライするブロちゃん。U-20のドイツ×日本の試合をwebで調べてみると、このJFAの記事が出てきました。彼がU-20に選ばれていたであろう時期とスコアは合っていて、前半に日本がPKを失敗しているけど、勝ったのはドイツです。ちなみに日本でPKを失敗したのは小川航基。二人で当時の思い出話とかしてるんでしょうかね。

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