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下平隆宏監督、リベンジ果たせず。攻め合いに決着をつけた山下諒也……2022シーズンJ2第03節・大分戦(A)マッチレビュー

横浜FCにとっては13年ぶりのJ1に導いてくれた恩人との再会だが、当の下平隆宏監督にとっては複雑な古巣戦だったのではないか。まずその別れは“解任”つまりはクビであり、それから時間もまだ1年たっていない。そして現在の横浜FCを率いるのは、昨季のスタートからつまづき解任に至る原因となった開幕の札幌戦で、ヘッドコーチとして相手ベンチに座っていた人物だ。当時の札幌のサッカーと、四方田修平監督のスタイルは共通したところが多い。「今日のゲームは俺にとって、去年の開幕戦のリベンジだった」。その下平監督の思いの強さを、この試合を通して横浜FCは知ることになった。

 

▼大分、気迫全開の立ち上がり

苦戦の一因に、キャプテン長谷川竜也の不在があったことは否めない。齋藤功佑を一列上げ、ダブルボランチとなる手塚康平の相方には高橋秀人が今季初先発。また前線はフェリペ・ヴィゼウをベンチに温存し、小川航基を1トップ、右シャドーにはキャンプで好調だった伊藤翔がこれも今季初先発となった。

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