【Gマガ】ザスパクサツDF渡辺広大 ありがとう、広大!!!ザスパクサツ史上最強のムードメーカー、上州に別れ。2019年のJ2復帰の貢献者
【Gマガ】ザスパクサツDF渡辺広大
ザスパクサツ史上最強のムードメーカー、上州に別れ
2019年のJ2復帰の貢献者、契約満了
ザスパクサツは10月25日、DF渡辺広大が今季限りで契約満了となったことを発表した。サポーターからの激励、感謝の声がSNSで広がっている。
プロ通算18年目を迎えるベテランCB。ザスパクサツには、チームがJ3だった2019シーズンに、市船高時代の恩師であった布啓一郎監督に導かれて群馬へやってきた。タフなディフェンスと統率力、そして持ち前の明るさでチームをJ2復帰へ導いた。
2019年の最終戦・福島戦では勝てば昇格決定の状況で、値千金の先制ボレーを決めて2対1勝利の立役者となった。J2復帰イヤーとなった2020年には21試合に出場。この年はコロナの影響で降格がなかったが、シーズン終盤には岡村大八とのCBコンビで6試合5勝1分の6戦負けなしに貢献した。
2021年には30試合でプレー。4チーム降格の熾烈な状況の中で、シーズン終盤の残留争いで力を発揮。佳境となった39節町田、40節新潟、41節磐田に先発出場し粘り強い守備で3戦連続ドローに持ち込み18位を死守、J2残留を果たした。
今季は怪我の影響で9試合にとどまった。29節甲府戦以降は別メニュー調整。終盤には全体練習に戻っていたがゲームでの出番はなかった。
【ザスパでの成績】
2019年(J3) 34試合2得点
2020年(J2) 21試合0得点
2021年(J2) 30試合3得点
2022年(J2) 9試合0得点
渡辺は「群馬に来た最初は赤城おろしの強さと乾燥に驚きました。ボールは前に飛ばないし、走るにも前に進まない。おまけに乾燥で顔がバキバキになる。なかなか厳しいコンディションだなと洗礼を受けたことを覚えています。
2019年はなかなか結果が出ず、ファン、サポーターの方達と揉めたことや意見を交わしたこともありましたね。でもみなさんがこのクラブを良くしたい、強くしたいという気持ちがひしひしと伝わり、どんどんこのクラブが好きになりました」と2019年のザスパクサツ移籍当初を回顧。
そして「観客を増やすことは出来なかったけど、みなさんと僕たちの関係性は日に日に深まっていったと僕は思っています。あの頃から僕はみんなの笑顔が見たい、みんなと喜び合いたい、みんなのために戦いたい。その思いだけで、ここまで走ってきました。結果J2に昇格出来たし、J2に残留することが出来ました。この結果は我々の結果だけではなく、ザスパを愛する皆さんの愛、熱量のおかげです。みなさんと一緒に戦えたことが僕の財産です」とクラブを通じてコメントした。
渡辺のSNSには、かつてのチームメイトからメッセージが寄せられた。2019、2020年に共にプレーした飯野七瀬(神戸)は、「一緒にJ2昇格したの最高の思い出です!」とメッセージを寄せると、渡辺は「君は日の丸(代表)目指しなさい」と激励。
2019の2020シーズンでコンビを組んだ舩津徹也(岐阜)は「まだまだ広大はこっからっしょ!」とエールを送った。2019年にともにJ2昇格を果たした吉田将也(松本)は「一緒にプレーできて、昇格できてほんとによかったです!」とつづった。
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