「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「声だけは出さないと。声で変わる、自分も周りも」 キャンプ中、金井は誰よりも声を張り上げてチームを盛り上げた [十日町キャンプ最終日レポート]

 

いよいよキャンプ最終日を迎えた。練習前には十日町市長からの激励を受け、選手たちは周囲からの期待を肌で感じ取った様子だった。

6日間に渡る十日町キャンプ最終日は午前練習のみ。前日と前々日に実施した練習試合を含めて全体的に負荷がかかっており、普段と同じメニューの練習でも密度の濃い日々を過ごした。したがって最終日は軽めのメニューで切り上げることに。普段以上にウォーミングアップに時間を割き、ストレッチも入念に行う。

その後は普段、体をほぐすタイミングで行うようなボール回しとなったが、開始時点で多くの選手の足取りが重く、あと一歩が出ない。それだけで、ここまでの蓄積疲労はかなりの大きさであることがわかる。最終日ということで、どこか集中し切れない面もあったのだろう。

キャンプ全体を振り返り、エリク・モンバエルツ監督は「予定通りにキャンプを進めることができた」と総括した。そして「けががなかったことも良かった」と付け加えている。6日間という短い行程ではあったが、誰一人として負傷離脱しなかったのは、とてもポジティブな材料だ。アクシデントがなかったことはもちろん、集中力を高く保ってトレーニングを消化した証拠と言える。

苦しいボール回しを大きな声と激しいボディアクションで盛り上げたのは、金井貢史だった。この日に限った話ではない。キャンプ中、金井は誰よりも声を張り上げてチームを盛り上げた。朝一番からとにかく声を出し、それは午後練習の最後まで続いた。初日から最終日まで。

 

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