「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターにタイトルをプレゼントできなかったことが心残り。それなのにとても温かくしてもらった」 ・・・ラフィーニャの契約満了、非更新について

9日、マリノスはFWラフィーニャ(29)との契約満了にともない、来季の契約を更新しないことをオフィシャルリリースで発表した。ラフィーニャは14年7月に加入し、2年半の在籍でリーグ戦18試合に出場して5ゴールを決めている。今季はエースストライカーとして期待がかかったが、開幕前の沖縄キャンプ中に右ひざ前十字じん帯を損傷し、全治6~8ヵ月の重傷を負った。残念ながら今季絶望となったため登録を抹消し、以降はリハビリに努めていた。

期待のストライカーは度重なる負傷に悩み、長く苦しんだ。得点力不足解消のために、当時の社長である嘉悦朗氏と元チーム統括本部長の下條佳明氏が獲得したブラジリアンアタッカーだが、本来の輝きを放つことなくチームを去ることが決定した。2年半の契約を満了し、今季限りでマリノスを去る。

ただ、出場した試合では高い得点率とインパクトを残した。特に昨季は、齋藤学やアデミウソン(現・ガンバ大阪)とともにオフェンストライアングルを形成。そこに新たなトップ下像を描いた三門雄大(現・アビスパ福岡)が加わる布陣は、とても魅力的だった。負傷離脱さえなければ、昨季も今季もチームの成績は大きく変わっていた可能性がある。

損失は成績だけにとどまらない。攻撃の中心人物を失ったクラブは、新たに助っ人選手を獲得しなければならなかった。ラフィーニャさえいれば、大枚をはたいて実力未知の外国籍選手を獲得する必要はなかった。不必要なリスクを負った結果、マリノスの補強は失敗に終わった。

以下は本日、ラフィーニャに独占取材したコメントである。

 

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