神妙な面持ちの29歳は夏以降の巻き返しを誓った。 帰ってきた永戸勝也が、マリノスに追い風を吹かせる。
無念の負傷離脱から1ヵ月とちょっと。背番号2がグラウンドに戻ってきた。
中断期間中に設けられた1週間のオフは「半分トレーニング、半分休み」で過ごしたという。早期合流を目指し、猛暑日でも地道な練習を続けてきた。
練習直後の取材である。スキンケアを欠かさない顔面には大粒の汗が浮かんでいたが、これも充実の表れと言っていいだろう。「きつい。体はきついっすよ」と言いながらも、楽しんでいる様子がひしひしと伝わってくる。
完全合流間近で、残すはゲーム形式への参加のみ。筋肉系の故障のため意図的に時間を割いたことも功を奏し、患部の痛みや不安は消えている。あとは試合復帰に向けてどれだけコンディションを上げていけるか、だ。
負傷交代を余儀なくされたサンフレッチェ広島戦では目に光るモノが見えた。本人はとぼけながら「暑かっただけ」と汗の流れを強調したが、長期離脱から復帰して状態を上げてきたタイミングだけに精神的ショックは大きかった。
その後、チームは4連敗を喫した。監督交代という事態にも発展している状況をピッチ外から見つめるしかなかった。
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