「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「いつごろ復帰できるかは、楽しみに待っていてもらえれば。もうすぐ来ますよ。練習試合も出ているし、試合は出られる状態」(畠中槙之輔)他 [練習コメント]

 

[コメント]

ジョン ハッチンソン 監督

「日々の練習をずっと一生懸命やってきて、ゲームの多さもあった。選手もスタッフも一旦この期間を使って体を休めようということで、とても良い休暇になったと思う。こうやって日常が戻ってきて天候は厳しいけれど、選手たちはすべてを出し切ってくれているので最高だ。

 

 

ニュースカッスル戦は最高の機会を与えてもらっていると思っている。そこで彼らの力も借りながら自分たちの最高のパフォーマンスを発揮したい。それにプラスして自分が幼少期からサポーターだったニューカッスルと試合ができることを楽しみにしている。自分の祖父がニューカッスルファン、祖母はリヴァプールファンだったが、自ずと祖父の意向に沿ってニューカッスルのファンになったルーツがある。すごく良い試合になればいいと思っているが、自分が一番応援しているのはマリノス。もちろんニューカッスル戦も大事だが、その次に再開されるJリーグが一番重要になってくる。札幌と神戸と1週間で2試合がある。そこで最大限のポイントを取りたいと思っているので、そのために自分たちのパフォーマンスを発揮したい」

 

 

 

MF 45 ジャン クルード

「オフは久里浜に来て体を動かしたりしていた。髪型はちょっと飽きたのでほどいた(笑)。ニューカッスル戦は間違いなくいい試合になると思うので、チームとしてまとまって戦うことを助けたい。あとは自分のプレーがチームの助けになれば、今後自分たちが到達したいと思っているポイントへ行くためのきっかけになればいい。日本に来て2週間くらいだけど、最初の1~2日くらいですごく良いところという印象を持った。みんなが話しかけてきてくれるので居心地がいい。みんな仲良しだけど、一番面白いと思うのは(井上)健太かな。『今日も練習か……』という気持ちになったとしても、健太がいればすごく幸せな気持ちになる。

 

 

 

ヨコエク

 

 

マリノスは間違いなくレベルが高くて、正直驚いた。みんながプロフェッショナルな姿勢で取り組んでいるところに驚いた。とにかく基準がとても高いところにある。

 

 

 

(ポジションについて)監督とも話しているが、使いたいところで使ってもらえればハッピー。与えられた役割を与えられたポジションでやる、それでいいと思っている。(日本食は?)スーパーで寿司を買って食べた。日本の米が最高」

 

 

DF 4 畠中 槙之輔

「オフは家族と関西にいってリラックスできた。オフを経て練習が再開したけど、後半戦に向けて頑張るだけ。いつごろ復帰できるかは、楽しみに待っていてもらえれば。もうすぐ来ますよ。

 

 

 

練習試合も出ているし、試合は出られる状態。ニューカッスル戦も出られるかもしれないし、出られるなら感覚を戻して、あとは監督がどのタイミングで公式戦に使ってくれるかという感じ。ニューカッスルはプレシーズンなのでコンディションがいいとは思わないけど、レベルとしてはブライトンなど今、日本で試合をしているチームの試合を見ていても、この時期だからとか関係なく上手さや強さがあるので、間違いなくJ1の公式戦と同等かそれ以上の強度になると思う。公式戦に向けたいい準備相手だと思う。

 

 

 

チームから離れている間、外から見て思うことはたくさんあったし、だからこそ勝ち切れなかったり負けたりする試合がたくさんあったと思う。僕が入ったからすべてを変えられるかと言ったらそうじゃないと思うけど、自分が感じたことを発信することによって変えられることもあると思うし、意識やプレーの細かいところが変わればこの順位にとどまることなく上に行けると思う。自分が入って変わらなかったら自分の価値もないということなので、しっかりチームに貢献していきたい」

 

DF 39 渡邊 泰基

「チームが1週間くらい休みになったときにずっと体を動かしていたので、そこで少しずつボールを使い出した。今はコンタクトプレーとかはなしで、ボールを使うことや、ゲームでもフリーマンなど、コンタクト以外のことはやっている。脳しんとうが癖になるものかどうかは分からないけど、今シーズンだけで複数回やっているので、首の強化やいろいろなところで補強を入れたり、目のトレーニングはずっとやっている。防げる要素がどこまであるか分からないけど、それを気にしていてもプレーできないので、なるべく補強はしっかりとして、あまり意識せずにプレーに戻っていければと思う。前回のときも最初のころは競り合いで不安はあったし、今回はまだそこまでやっていないのでどうかは分からないけど、それを怖がっていたらサッカーはできないと思うので、気合いですかね(笑)。

 

 

 

単純に競り合いが怖いというよりも、もう1回やってしまったら、という方が強い。回数の問題ではないと思うけど、他の競技ならかなり制限される回数なので、でもそこはやっぱり自分の気合いじゃないですか(笑)。

 

 

 

体調に関しては、前回はしばらく悪かったけど、今回はそこまで酷い感じではなかった。でも鼓膜が破れたりもしていて、耳に変な感じはあったけど、前回よりはスムーズに復帰までの道を進めていると思う。焦ったところで早く復帰できるような問題ではないので、しっかりと体を作って、頭だけではなくて他のケガの予防もしながらコンディションを上げていきたい。筋トレなど自分の体を見つめ直す時間として、さらに強くなれたらいいと思う」

 

MF 8 喜田 拓也

「(オフの過ごし方は)ゆっくりしたり、お仕事したり、という感じ。仕事はキクマリに出たり、お願いされていたことがあったので、そういうことをこなしていった感じ。

 

 

 

ボス(アンジェ・ポステコグルー監督)にも会いに行った。来日していることは知っていたので、会えないかと当たってみたら「是非会おう」と言ってくれた。忙しい人だけど時間を作ってくれて、普段できないような深い話もできたし、監督としてもそうだけど、あらためて人としてリスペクトできる方だと思った。トッテナムの試合を見て感じたことも結構あった。やっぱりそうだよなというところもありつつ、神戸戦もそうだし、プレミアリーグを見ていてもボスの色が出ているシーン、戦い方がすごく多いと思う。そういう話も多少できたので、マリノスらしさはどこにあるというと近しいものはあると思うので、クオリティや全体的なものは上げていかないといけないし、トッテナムのクオリティは高いという印象だった。練習メニューはマリノス時代と大きくは変わっていなかったけど、その中でも考えているなと思うところもあり、アプローチも上手だし、落とし込み方も考えているというところは見えた。選手のみならずメディアのみなさんも感じたところだろうし、明らかに質は高いし、基準も高い。みんなの目もそろっているし、フリーの選手の見方も違うし、縦に刺せる、刺せないみたいなところも違う。そういう感覚みたいなものの基準は高いと感じた。それを上げていくには自分たちの意識で上げることもあるし、Jリーグ全体としてもそこのレベルを上げていかないといけない。対戦相手のレベルが上がれば必然的に自分たちのレベルを上げなければ通せなかったり、攻略できなかったり、ということにつながるので、どちらもあると思うけど、まずは自分たちに目を向けて、できる限り質を上げていく、共通理解を上げていく。お互いの理解があるだけで解決できるものもあるので、そこはすぐ取り組めるものでもあるし、コツコツやっていかないと上がっていかない問題もある。それはどちらも。

 

 

 

ニューカッスル戦は思い切ってチャレンジするところがあってもいいのかなと思う。いい相手だし、もちろん力もあるので、やられる可能性もおおいにあるけど、そこを恐れる機会でもないし、タイミングとしても自分たちがやりたいことに振り切ってチャレンジするでもいいと思う。そこは共有もしたいし、それをすることによって先につながることもたくさんあると思うので、そういう捉え方をしたい。

マリノスもいろいろなことがあったのでボスも気にしてくれていたし、未だに見ている、気にかけてくれていることは伝わった。話していても本当に見てくれていると伝わるものがあったので、あらためて頑張ろうと思ったし、それは僕だけじゃなくてマリノスファミリーもこういうタイミングでボスが帰ってきて感じることもたくさんあったと思う。ただ、表現は難しいけど、過去に浸っているだけではなくて、より進化していく、アップデートしていく作業は続けていかないといけない。それを繰り返してチームは進んできているので、またいい姿を見せられるように頑張りたい」

 

 

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