「自分が信じているアタッキングフットボールはプレスのところがキーになると思っている。攻撃的なサッカーをするにはボールを持っていなければ意味がない」(ジョン・ハッチンソン監督)他 [練習コメント]
[コメント]
ジョン ハッチンソン 監督
――キューウェル監督が契約解除となった。今回の決定をどのように受け止めている?
「この6ヵ月間、監督とコーチという立場だったけど、ひとりの友人としてやってきたというのもある。日本を去ってしまうということで、監督としても友人としてもいなくなってしまうのは、とても残念。この状況は彼だけでなく自分たちスタッフ、そして選手ともども責任を感じて、次に向かわなければいけない」
――今朝、選手にどのように呼び掛けた?
「監督のことはすごく残念だと伝えた。だけど、自分たちはもっともっとやれるよね、とも。一致団結して、このクラブがどういうものがしっかりと考えたい。他チームよりも試合数が多いタフな日程の中で、今日までしっかりとやっていると思う。そういうところもしっかりと伝えた」
――週末には首位の町田戦が控えている。どのようなアプローチをしていく?
「まずは鹿島戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。特に後半のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。自分もハリーと近い関係でいろいろやってきた中で、大きな変更ではなく少しの部分を変えていこうと思っている。この前の試合を見ても分かるように、我々には持っているものがある。それをどう引き出すか。素晴らしい選手がクラブに集まっているので、それを出せるようにやっていきたい。今日の発表で選手にはいろいろな気持ちがあった中で初日の練習を行ったが、その中でも素晴らしい練習をやってくれた」
――マリノスが表現しなければいけないフットボール、ジョン監督が表現したいフットボールは?
「自分が信じているアタッキングフットボールはプレスのところがキーになると思っている。攻撃的なサッカーをするにはボールを持っていなければ意味がない。相手からどれだけ素早くボールを奪い返すか。そこからどれだけのパワーを持って攻撃に移れるか。このクラブがフィロソフィーとして掲げているアタッキングフットボールは、自分もコーチとしてアンジェとケヴィン、そしてハリーの下でやってきた自負がある。彼らからたくさんの学びがあったので、それを採り入れてこのクラブのサッカーをやっていきたい」
――トップリーグでの監督週には初めてだと思う。大事にしたい部分は?
「まずはこの国でやるからには、リスペクトという部分が大切だと思っている。それは選手に対しても、クラブに対しても、スタッフに対してもそう。そして一番大事なのは、このクラブがアイデンティティとして持っているもの。自分が初めてこのクラブに来たのはアンジェ監督がいた時。一緒に半年間やらせてもらって、このクラブが大事にしているアイデンティティを知って、それは自分の中にある。言われたとおり、アジアでもこの国でもトップリーグで監督をやるのは初めて。でもこの9年間、偉大な監督の下でいろいろと学ばせてもらった立場でもある」
――ハリーが採用していたシステムを継続するのか、それともアンジェやケヴィンが採用していたシステムになるのか?
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