「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

伊藤3.5「下平からのグラウンダークロスを泥臭くねじ込んだ」・下平3.5「勝っていればヒーロー」・小林3.5「ロングパスはお見事」 [湘南戦採点&短評]

【採点&短評】
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。

 

GK 21 飯倉 大樹「3」

この試合最初の枠内シュートがあのクオリティでは厳しい。あと数cm身長が高くて手が長ければ、という類FKだった。素直に相手を褒めるべきで、クロス対応は正確無比。

DF 13 小林 祐三「3.5」

前半から果敢なドリブル突破でチャンスメークに成功。タッチライン際だけでなく中へのコースを使い分けたドリブルは効果抜群だった。ゴールにつながった下平へのロングパスもお見事。

DF 22 中澤 佑二「3」

前への強さを発揮するファビオの横で主な仕事はカバーリングとなった。的確な距離感で次のプレーを予測し、ピンチを未然に防いだ。チームは1失点したがCBとしては及第点の出来

DF 5 ファビオ「3」

前半終了間際には身体能力の高さを生かしたクリアを見せるなど、高いパフォーマンスを見せた。それだけに失点につながるファウルが悔やまれる。ゴールまでの距離を考えると自責点ではない。しかしパーフェクトを求めたい。今後への教訓としたい。

DF 23 下平 匠「3.5」

伊藤のゴールをアシストした場面は技術の高さが光った。小林からのロングボールを正確にトラップし、冷静かつ的確なグラウンダークロスでお膳立て。勝っていればヒーローの一人になっていた。

 

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MF 28 喜田 拓也「3」

この試合でもアグレッシブな守備でボールを奪い、チームの攻撃回数を増やした。相手よりも、そして味方よりも一歩早い動き出しは彼ならでは。相手をいなすトラップも何度か見せた。

MF 6 三門 雄大「3」

残り時間が少なくなっても運動量は衰えず。攻守両面でダイナミックなパフォーマンスだった。ただし攻撃に厚みを加えるという点ではやや物足りないプレー内容だったか。

MF 39 アデミウソン「2.5」

トリッキーなプレーで相手を手玉に取り、観客を沸かせた。しかし、そのプレーが結果につながらず。それどころか先制後に迎えた決定機を外すてしまう。勝つためには結果が必要だった。

MF 10 中村 俊輔「2.5」

テクニックの高さを見せる場面もあったが、彼らしくない凡ミスでボールを奪われる場面も散見された。終盤はオープンな展開になって走力が間に合わず、兵藤とスイッチした。

MF 11 齋藤 学「2.5」

前日に痛めた右足首は大事には至らず。単純に決定機を決められないという課題をこの試合でも露呈した。アデミウソンと近い距離を保ってプレーする狙いは悪くなかったのだが…。

FW 16 伊藤 翔「3.5」

下平からのグラウンダークロスを泥臭くねじ込んだ。ここ数試合は動きの良さが際立っていたにもかかわらずゴールがなかった。その鬱憤を一時的に晴らしたが、それだけに途中交代には納得いかない様子。

FW 19 仲川 輝人「2.5」

齋藤に代わって右サイドに入ったが、これといった仕事はできず。出場した時間帯はオープンな展開になっていたのでチャンスはあったと思うが、この試合では持ち味を出せなかった。

FW 37 富樫 敬真「2.5」

前節同様に伊藤と交代で1トップへ。しかしFC東京戦のような収穫を上げられず。ポテンシャルを秘めているのはたしかだが、それをこのタイミングでコンスタントに発揮するのは難しい。

MF 7 兵藤 慎剛「-」

疲労の色が濃かった中村に代わってトップ下へ。左CKを蹴ったほかはこれといった仕事なし。特徴を考えるともう少し時間がなければ良さは出ないだろう。

監督 エリク・モンバエルツ「2」

右足首痛の齋藤に代わって仲川を投入し、伊藤と富樫をスイッチする。あらかじめ決まっているかのような交代策はやや柔軟性を欠いた印象。特にこの日ゴールを決めた伊藤はピッチに残しておくべきだった。

 

 

 

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