「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マルコス不在は痛手だが、燃えている選手たちがいる。 ゲームチェンジャーたちが輝きを増す時期がやってくる [J19節 湘南戦プレビュー]

 

背番号10の復帰は見送りに

 

今節相対する湘南ベルマーレが最下位に沈んでいる事実には驚きを隠し切れない。ケヴィン・マスカット監督が「決して簡単に勝てるチームではない。走行距離にしてもスプリント回数にしても、リーグ屈指のチームなのは間違いない」と話したとおりである。

そこへ町野修斗の海外移籍決定、さらにはこの試合が日本でのラストゲームになることが発表された。非常に不気味なタイミングで、警戒を強める必要がある。

 

 

前半戦での対戦は1-1の引き分けに終わっている。前半は相手のプレスに苦しめられ、自陣で多くの時間を過ごした苦い記憶がある。一筋縄ではいかないチームと言っていいだろう。

もっとも、当時とはマリノスとしてのフェーズがまったく違い、新たなビルドアップ方式もチーム全体に浸透してきた。アンデルソン・ロペスと西村拓真が臨機応変に顔を出しながらボールを前へ進め、ウイングには抜群の打開力を誇るエウベルと、そしてヤン・マテウスがいる。

 

 

一方で、6月18日のルヴァン杯鳥栖戦で途中交代したマルコス・ジュニオールの戦列復帰はもう少し先になりそう。すでにグラウンドでの調整を開始しているとはいえ、マスカット監督は「危険なケガだった。この脳震盪を軽く見てはいけない」と警鐘を鳴らす。さらに「一般的な脳震盪よりも、もうちょっと分解しながら、ゆっくりではないが見ていこうと思う」と慎重な姿勢を示した。

 

 

マルコス不在は痛手だが、燃えている選手たちがいる。

 

ヨコエク

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