「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

万全の状態で臨むリーディングスコアラー。 下がった位置でも貢献度の高いキーマンがチームをけん引する [J18節 広島戦プレビュー]

 

厄介なチームから勝ち点3を

 

後半戦のスタートだ。

ここまで11勝3分3敗で勝ち点36。昨季の前半戦が10勝4分3敗の勝ち点34。順位は他チームとの比較に過ぎず、超えるべきは過去の自分たち。それも優勝したシーズンを上回るペースで勝ち点を積み上げているのだから、連覇への歩みは順調と言っていいだろう。

ただ、半分が終わっただけ。後半戦に入って暗転してしまうチームだってある。勝者のメンタリティが息づくマリノスに不安材料は少ないとはいえ、当然のことながら油断や慢心は禁物。新たに開幕を迎えるくらいの気持ちで臨みたい。

始まりの相手となるサンフレッチェ広島は非常に厄介なチーム。渡辺皓太は「Jリーグで一番強度の高いチーム」とその強さを認める。

 

 

特にアウェイでは昨季も苦杯を喫した。マンツーマンディフェンスに苦しめられ、相手陣内になかなか入っていけない時間を過ごした。

明日もマリノスはロングボールに逃げようとはしないだろう。でもロングボールを効果的に使う必要はある。重要なのは一森純の判断で、センターバックやボランチの足下に低いボールをつけるだけでなく、頭の上を飛ばすような工夫も悪くない。

ターゲットは前線の選手で、特にアンデルソン・ロペスの強さを生かしたい。前半戦途中からは下がった位置でのプレーでも貢献度が高く、チーム全体を前へ進めるためのキーマンとなる。

 

 

先週のルヴァン杯鳥栖戦欠場はあくまでも休養で、あえての温存だった。大切な一戦に向けて「万全の状態で臨める」とニヤリ。ここまで13ゴールでリーディングスコアラーとしてひた走る背番号11が、マリノスをけん引する。

 

 

リーグ戦でチャンスを得る選手たち

 

永戸勝也の不在は正直、痛い。ルヴァン杯鳥栖戦で2回の警告を受けて退場処分となり、プライムステージは別大会扱いのため直近のリーグ戦で出場停止を消化することに。マリノスは不動のレギュラー左サイドバックを欠いて広島戦に臨まなければならない。

代わって先発するのは小池裕太になりそう。

 

 

ヨコエク

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