「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

村上悠緋がゴールネットを揺らす、ストライカーとして。 積み上げてきた力を発揮する、トリコロールの一員として

 

リーグ戦が半分終わった。チームとしては暫定首位と最高の折り返しとなったが、選手によっては悲喜こもごもの時間を過ごしている。

大卒ルーキーの村上悠緋がいる。まだリーグ戦の舞台に立てていない。ルヴァンカップと天皇杯では出場機会を得たとはいえ、あくまでもミッドウィークにメンバーを大幅に入れ替えたタイミングだ。「シーズンが半分終わるまで、あっという間だった。でもリーグ戦に出場できていないというところで悔しい気持ちがある」と唇を噛む。

 

 

しかし、である。リーグ優勝を争っているハイレベルなチームにおいて、公式戦に出場していることには大きな価値がある。さらに言えば、ゴールを匂わせるシュートシーンに登場しているのも事実。だからこそ、結果を手に入れたかったのが本音だ。

「ルヴァンカップや天皇杯ではメンバーに入れていて、試合にも出させてもらっている。あとは本当に自分次第で、そのチャンスを掴めるかどうか。これからもルヴァンカップや天皇杯は続いていくし、1試合1回は必ずチャンスがある」

 

 

今季初出場となったルヴァン杯札幌戦ではクロスバー直撃の惜しいシュートを放った。5月下旬の札幌戦では宮市亮の決定機を演出し、先日の天皇杯2回戦ブリオベッカ浦安戦でも鋭いクロスからチャンスを作り出した。

 

 

あとは成果を得られるかどうか。誰よりも本人が自覚している。

 

ヨコエク

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