「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「明日に関しては、オビでいこうと自分は思っている」 ケヴィン・マスカット監督が甲府戦でのオビ先発を明言 [富士フイルムSC 甲府戦プレビュー]

 

優勝賞金3千万円、2位賞金2千万円のタイトルマッチ

 

歓喜のリーグ優勝から早いもので約3ヵ月が経ち、今シーズンの新チーム始動から約1ヵ月が過ぎた。いよいよ2023年のトリコロールが出航する。

 

 

マリノスは富士フイルムスーパーカップに前身のゼロックススーパーカップ時代から数えること5回チャレンジしているが、いまだに手の届いていないタイトルである。リーグ開幕が間近に迫っていることを告げるオープニングマッチで一度もトロフィーを持ち帰れていない歴史を変えたい。

キャプテンの喜田拓也は強い決意を口にする。

「違いなく歴史を変えるタイミングだと思っている。近年たくさんの人が関わって、信じて貫き通してきたものがある。このチームは歴史を変えてきているし、そういう意味でこの大会に向けても歴史を変えるタイミングだと思う」

 

 

記憶に新しいカタールW杯での熱狂によって日本国内でのサッカー人気は間違いなく上昇傾向にある。ファンやサポーター以外にも多くの人間の目に触れる機会を生かさない手はない。アタッキングフットボールをおおいに味わってもらおうではないか。

もっとも、チームとしては来週の開幕戦以降に照準を合わせているのも事実。このスーパーカップは勝利すれば優勝賞金3千万円が手に入る大会で、前述したようにタイトルを賭けた戦いだ。ただ、もし負けてしまっても2位として賞金2千万円を得られる。誤解を恐れず言えば、出場するだけでプラスになるオイシイ大会である。

もちろん格下相手に敗れるわけにはいかない。ここでの内容と結果は間違いなく来週の川崎フロンターレ戦にもつながる。きっちりと相手を叩き、気持ち良くリーグ開幕週を迎えたい。

 

注目は右サイドバックの人選

 

その試合に向けた前日記者会見でGK陣の評価について質問を受けたケヴィン・マスカット監督はきっぱり言い切った。

 

 

「明日に関しては、オビでいこうと自分は思っている。彼は去年から良い準備をしてきたし、プレシーズンでも強みを出して、見せてくれている」

 

 

ヨコエク

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