小椋祥平の移籍は日の丸戦士たちへの挑戦、そして・・・ 小椋祥平の完全移籍について(藤井雅彦) -1,275文字-
本日1月7日、マリノスはMF小椋祥平がガンバ大阪に完全移籍することを発表した。08年にJ2・水戸ホーリーホックから加入した小椋は7年間でリーグ戦142試合に出場し、水戸とマリノスの2クラブでJ通算250試合に出場している。昨季は先発16試合を含むリーグ戦19試合に出場したが、9月27日のJ1第26節・ヴァンフォーレ甲府戦で右ひざ内側側副じん帯を損傷してからはリハビリの日々となり、11月末に契約満了による退団が発表されていた。
一時は日本代表候補にエントリーされたほどの実力者がフリーになったのだから、他クラブが放っておくはずもない。小椋の契約非更新が発表された11月30日以降、小椋に近い関係者には次々と獲得打診の連絡が届く。ある関係者は「発表したら、すぐに問い合わせの連絡が来た」と明かす。現在の契約状況などを確認し、自クラブの予算と照らし合わせて獲得に動くかどうかを決める考えだったのだろう。
シーズンが終了してストーブリーグが動き始めると、小椋の下に正式な獲得オファーが複数届く。そのうちの一つがガンバ大阪で、ACL出場を見据えて選手層を厚くする狙いがあった。とはいえボランチのポジションには日本代表の遠藤保仁、今野泰幸がおり、さらにはベテランの明神智和も控えている。小椋ほどの実力者でもスタメン奪取は容易ではない。そもそも出場機会を減らしたことで契約非更新になったのだから、出場機会が不透明なチームに移籍するのが正しい選択なのか。小椋は迷っていた。
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