シティ・コネクションの期待と不安 -フランス人監督、エリク・モンバエルツ就任正式発表 (藤井雅彦) -1,637文字-
横浜F・マリノスは16日、来シーズンの新監督としてフランス人のエリク・モンバエルツ氏と基本合意したことを正式に発表した。同氏はフランス1部のパリ・サンジェルマンやトゥールーズFC、そのほかではフランスU-18、U-21代表チームの監督などを歴任し、12年12月からはフランスリーグ2部のル・アーブルACの監督を務めていた。発表に際して行われた取材の席で、嘉悦朗社長は最近になって現地で仮契約を結んだことを明かした。
マリノスにとってはラザロニ監督以来の外国人指揮官就任であり、率直に言えば期待と不安が入り混じる人選である。
期待は、もちろん大きい。2012年から樋口靖洋監督が築き上げてきたスタイルに、さらに上積みすることが求められており、それは端的に言えば攻撃力アップなのだろう。その点で日本人監督にはない視点での練習や強化、あるいは起用法を見られるかもしれない。もっと言えば、監督独自のルートで強力な外国人ストライカーを補強するのも効果的だ。具体的な補強策については今後明らかになっていくが、マリノスのフロントとモンバエルツ新監督は補強についてすでにディスカッションを行っているという。個人的にはJリーグ間での安易な人選ではなく、グローバルな視点での選手獲得を見たい。それこそがシティ・フットボール・グループ(以下、CFG)とパートナーシップ契約を結んでいる直接の価値なのだから。
一方、同氏に不安がないとは言い切れない。
(残り 1030文字/全文: 1646文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ