「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ボンバーとファビオを信じてプレーしたい」(榎本)・「無駄走りを増やしていきたい」(奈良輪)+兵藤・小林・冨澤他 [鳥栖戦直前コメント] -1,667文字-

【試合に向けて】

GK 1 榎本 哲也

「鳥栖はクロス ボールが多いチームで、前線には豊田というターゲットがいる。そこでの攻防が試合のポイント。自分としてはクロスボールをしっかり処理できるかどうか。判 断が大事になるし、一つのミスが命取りになりかねない。キャッチなのか、パンチングなのか、そのあたりも迷わずプレーしたい。ウチのCBは誰が出ても基本 的には強い。(栗原)勇蔵は出られないと思うけど、ボンバー(中澤)とファビオを信じてプレーしたい」

樋口 靖洋 監督

「本来、ウチはけが人が少ないチームだけど、ここへきて負傷が続いているのは残念なこと。でも、ここ2試合はバックアップの選手というか、今年補強した選手も含めて、出場した選手が持ち味を出してくれている。メンバーを固定すれば安定感が出るとは思うが、メンバーが入れ替われば競争は激しくなって、刺激が生まれる。バックアップだった選手がポジションを奪うようなパフォーマンスを見せてくれることに期待したい。これだけのけが人がまとまって発生したのは、自分が監督になった3年で初めて。いまは5人以上いるし、そのうちのほとんどが試合に絡む主力クラスだから。これまでは多くても3人くらいだったし、だいたい一人か二人だった。でも、去年のようにけが人が少ないシーズンは逆に珍しいということ。よく言えばいろいろな選手でいろいろなパターンがあるけど、悪く言うと固定できていない。でも選手層が厚くなっているのは間違いない。
(中村について)練習はやれている。ただ、ちょっとボールがズレたときに足が出なかったりする。あとはコンディションやキレの部分。彼が入ればチームと試合のテンポが変わる。ボールが集まる回数も違う。それが強みになればいいけど、基本的にはチームとしてアグレッシブにやる中に彼が入ることが大事。だからこそアグレッシブにプレーできるコンディションかどうかを見極めなければいけない。プレーはできるけど、100%の状態ではないので、そこをどう判断するか」

 

下バナー

 

MF 7 兵藤 慎剛

「チームはけが人が多くて苦しい状態にある。自分も少し前に右足首を痛めて、それが完全に治ったわけではない。ただ、この程度のけがで休むわけにはいかないし、プレーできる選手がプレーできない選手のぶんも頑張らないといけない。鳥栖は監督が変わったけどハードワークしてくるのは変わらないと思う。最近はあまり結果が出ていないけど、だからといって油断できない。去年の天皇杯ではゴールを決めたし、相性は悪くない」

 

MF 27 富澤 清太郎

「鳥栖とのゲームはいつもハードなものになる。一つの競り合いや攻防が勝敗を分けることになるので集中を切らしたチームが負ける。得点差が開くことは考えにくいので今回も1点差勝負だと思ったほうがいい。その中で自分たちがゲームをコントロールして、どんなプレーを見せられるか。あとはセットプレーも大きなポイントになる。去年のアウェイの鳥栖戦では自分がヘディングを決めることができたけど、攻守ともに大事になる」

DF 24 奈良輪 雄太

「最近は出番をもらえているけど、チームとしても個人としても満足できる内容ではない。自分としては持ち味の運動量やあきらめない姿勢をもっと出していきたい。チームとしては、自分はSBなので周りに左右されてしまうところもあるけど、ボールを持っている選手の選択肢が増えるような動きを意識したい。ボールが出てこなくても長い距離を走って飛び出せば相手の守備陣は陣形が崩れる。無駄走りを増やしていきたい」

DF 13 小林 祐三

「右足のかかとが完全に治ったわけではない。これ以上休むわけにはいかないし、休んだからといって急激に良くなるわけでもない。蹴る動作は大丈夫。あとは走ったり、止まったりする場面で痛みがある。うまく付き合っていきながら残りのシーズンを戦いたい。鳥栖は一時期よりもパフォーマンスが落ちているようだけど、ウチもけが人が多くて状態が良いわけではない。そういった中でどんな試合をできるか、試されていると思う」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ