「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「サポーターからブーイングを食らったけど、こんな試合を見せられたらオレはあの10倍くらいブーイングしていると思う」(栗原)・「工夫がない」(俊輔)+下平・三門他 [柏戦後コメント]

【試合を終えて】

MF 10 中村 俊輔

「こ こまで セットプレーからやられると、ね。ウチはやられた場面を映像で見ない。イタリアでは誰のミスだと言わんばかりにやるから。ちょっと工夫がない。ウチがやり たいことを相手にやられている。流れの中で2点取れたのは良かった。ラフィーニャが入って自分も前気味にプレーして、前半は連動した形から点を取れた。ま た違う光が見えた」

樋口 靖洋 監督

「非常に残念というか、勝ち切れずここ数試合と同じような結果になったことは申し訳ない。セットプレーで二発入れられてしまった。これで3試合連続セットプレーが勝ち点を失う要因になっている。本来、我々はセットプレーが強いと言われているチーム。それがこういう形になってしまうと、なかなか勝ち点3には届かない。修正しなければならない。ただ、ゲーム全体の流れとすれば前節のG大阪戦は相手を受ける形が多くて、なかなかアグレッシブな形が作れなかったが、今日の前半はボールを奪いに行く仕掛け、それから奪った後に人が出て行くことをチーム全体が共有しながらできた。特に点の取り方は人の距離感が良く連動する形を作れた。そこはプラスに考えていきたい。しかし、まだ我々が現状を抜け出す、現状を変えるという形にはなっていない。そのために勝ち点3が必要なのは言うまでもなくて、次こそ勝ち点3を取って現状を抜け出したい。(ラフィーニャの評価について)加入後は交代出場という形で短い時間が多かったけど、今日はそろそろ長い時間で彼の力を発揮してほしいというタイミングだった。コンディション的にも十分上がってきていたし、チームのコンセプトもかなり理解が高まってきているんので先発起用した。前で起点になれる、ボールを引き出して時間を作る、あるいはコンビネーションで崩せるという部分で、彼の本来の力が垣間見れた。ただ、少し終盤バテたかなというところがあって、ゲームの体力がついてくれば、また力になってくれると思う」

 

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「セットプレーからの2失点だから前回の反省が生かされていないということ。完全に勝てる試合を引き分けに持ち込まれてしまった。セットプレーで明らかに相手に狙われているところがある。そこに絶妙なボールを蹴られて、中でもうまくブロックされてしまった。今日は流れの中から2点取れて良い流れだったのに、セットプレーからやられて相手は息を吹き返してしまった。試合が終わってサポーターからブーイングを食らったけど、こんな試合を見せられたらオレはあの10倍くらいブーイングしていると思う」

 

DF 22 中澤 佑二

「セットプレーはボールと人のタイミングが合ったらどうしようもない部分もある。流れの中では失点していないわけだから集中は高いと思う。でセットプレーでここ数試合点を取られていて、相手もこちらが嫌なところに蹴ってくる。ウチは高さが少し足りないけど、ないものねだりをしてもしょうがない。それよりも前半はシュン(中村)が前にいてくれて、それによってボールが回った。すごくスペースに流れてくれて、後ろとしては助かった。ただ、終盤は相手のほうが足が動いていたし、手を打つのも早かった」

DF 23 下平 匠

「後半の立ち上がりから相手は勢いに乗ってきて、その流れを切れなかった。前半は前からプレスに行って、後ろも連動していたので良い時間帯もあった。ただセットプレーで点を取れなくて、逆に2失点してしまった。2点目の場面は自分のマークの相手だったけど、完全にブロックされて一歩遅れてしまった。ここ最近はずっとセットプレーからやられている。反省しないといけない」

MF 26 三門 雄大

「ウチはセットプレーから2点取られたらダメ。ただ、前半は前向きにとらえられる内容だった。良い形で2点取れた。2-1になって少し慎重になってしまったので、前半の失点がもったいなかった。ウチは(中澤)佑二さんや(栗原)勇蔵くんは大きいけど、そのほかに身長の大きな選手がいない。浦和戦では自分のマークの相手に決められた。あとはセットプレーを与える前のプレーもしっかり分析して、反省しないといけない」

 

 

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