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2021.11.18

「(杉本)健勇のことは小学生の時から知っている。扇原と呼ばれています(笑)。そう呼ぶのは健勇だけです。先輩という感覚はないと思います。なにせ『扇原』ですから(笑)」[扇原貴宏インタビュー(後編]]

2021年11月18日 18時01分　PREMIUM
カテゴリ： ★PREMIUM • インタビュー
タグ : 扇原貴宏

【扇原貴宏選手インタビュー（後編）】

実施日：10月27日（水）

インタビュー・文：藤井雅彦

©Y.F.M

→前編よりつづく

インタビュー後編では、サッカーだけでなくプライベートも含めて扇原貴宏の素顔に迫った。

チームワークの所以、盟友・杉本健勇、変幻自在の髪型、そしてアンジェ・ポステコグルー前監督、などなど。

すべての質問に対して、明るく前向きに答えてくれた背番号6。

その様子を、とくとご覧あれ。

―－インタビュー後編では読者からの質問も交えながらインタビューを構成していきたいと思います。さっそくこの質問です。

「選手たちの仲がとにかく良さそうに見えます。チームワークの秘訣は？」（揚げていこうさん）

「キー坊（喜田拓也）の存在が大きいです。あれだけ真面目な選手、キャプテンは日本全体を見ても少ないと思います。常に自分に矢印を向けている選手が先頭にいることがチームに好影響を与えています」

――その喜田選手について、こんな質問が届いています。

「きーぼーのいじり方は？」（かまくーさん）

「キー坊は引き出しがたくさんあるんです。ボキャブラリーも豊富なので切り返しもすごく上手。それから絶対に怒らない。ただ、たまにテル（仲川輝人）にめっちゃイジられている時は、よく耐えているなぁと思って感心しています（笑）」

――みんなに愛されているキャプテンですよね。喜田選手や扇原選手を中心としたチームは、外国籍選手も含めて常に一体感があります。

「そういった雰囲気をみんなで作り上げてきました。新シーズンやシーズン途中に加入した選手もその空気を感じ取り、全員が練習で常に100%を出し切る空気作りができていると思います。キー坊や自分など在籍年数の長い選手が行動で示すことは大切ですし、今はチーム全体が良い方向に進んでいると感じます」

―－チームの空気作りは意識的に行っているのですか？それとも自然な流れですか？

「両方あると思いますが、良い意味で自然とそうなっていった印象が強いです。特に優勝した2019年に在籍していたメンバーは、あの時の雰囲気や空気を肌で感じ取れていたと思いますし、みんなが同じ方向に進んでいたと胸を張れます。試合に出ている、出ていないにかかわらずその空気を感じながら全員が過ごせた。優勝したことも大事だけど、チーム作りの面での成功体験を感じ取れたシーズンです」