マリノスの補強は「3D」。選手のクオリティとポテンシャル、獲得の確度(リサーチ)、そしてマリノスのサッカーへの適応度 。カテゴリーは関係なし [今季の編成方針について 後編(1月10日時点)]
[契約更新&新加入(太字)の選手]
※ポジションごとの順番は昨季の出場試合数上位より]
GK:
パク・イルギュ、中林洋次、梶川裕嗣、オビ・パウエル・オビンナ
センターバック:
畠中槙之輔、チアゴ・マルチンス、伊藤槙人、山本義道
右サイドバック:
松原健、前貴之
左サイドバック:
ティーラトン、高野遼、池田航
ボランチ:
喜田拓也、扇原貴宏、大津祐樹、和田拓也
トップ下:
マルコス・ジュニオール、渡辺皓太
右ウイング:
仲川輝人、水沼宏太、仙頭啓矢
左ウイング:
遠藤渓太、杉本竜士
ストライカー:
エジガル・ジュニオ、エリキ、オナイウ阿道
昨年12月7日にシーズン最終節を戦って15年ぶりのリーグ優勝を決めた。チームはその2日後に解団式を行い、新シーズンに向けてオフに入った。
それから約1ヵ月が経過し、明日11日に2020シーズンのマリノスが始動する。
最後にユースから昇格するブラウンノア賢信と松田詠太郎の期限付き移籍が発表され、パク・イルギュが契約更新のトリを飾った。これで新シーズンを戦う27人が出揃った。
前提として強調しておきたいのは、マリノスはチャンピオンチームであるということ。特に終盤戦は10勝1分と破竹の勢いで駆け抜ける強さを見せた。ならば戦力維持が最初のテーマになるのは当然で、その目的はしっかり達成できている。
終盤戦のレギュラークラスで抜けたのはマテウスのみ。カウンターと局面打開で存在感を発揮したフラジル人アタッカーを失ったのはたしかに痛手だが、ポステコグルー監督は信念を持ちつつもひとつの形にこだわらない指揮官である。新加入選手を含めたやり繰りによるアップグレードを期待したい。
獲得選手の顔ぶれを見ていくと、今季も下位カテゴリーからの引き抜きが目立った。彼らはJ2クラブに所属していた選手で、年俸も移籍違約金も比較的安価で獲得できる。それでいてチームにアジャストできれば、リスクを抑えつつハイリターンに換えられるかもしれない。
そのマリノスの補強は、3Dの観点から進められている。
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