【沖縄・国頭キャンプ】ちょっと大人になった木村誠二の今季に懸ける思い 「ここでどんどん違いを出していかないと。シーズンが始まってからじゃ遅い」
コロナ禍以前は、この沖縄・国頭キャンプでその年の選手の第一声を拾い集めてきた。それは日々の取材で、座りのインタビューじゃない。でも、どんな顔でキャンプインしてきたのか。どんな意気込みを口にするのかで「何か変わったな」と思えたり、悲壮感や、覚悟を感じることができた。
そういう意味で、「何をしゃべるのかな?」と楽しみにしていた一人に話を聞いてみた。
昨夏に約1年の武者修行を終えて帰ってきた木村誠二。もともとポテンシャルの高さは、世代でもトップレベルの選手だ。ただ、これまでは好不調の波があまりにも大き過ぎた。驚くようなパフォーマンスをみせたかと思うと、次の試合でとんでもないミスで失点に絡んでしまっていた。「そこさえ改善できれば」と誰もが思ってきたはずだ。
だから、来夏に迫るパリ五輪出場を視野にしたDFとの6分半の取材後、僕は心の中で親指を立てた。「きっかけがあれば化けるぞ、これは」。期待も込めて、そう思えた。
キャンプ前はこんなかわいい顔してたのに。
photo by Masahito Sasaki
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