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【号外】長友佑都が現役続行を明言 「道を決めたら、情熱的な長友をおみせしたい」

 FC東京のDF長友佑都が22日、現役続行の意志を表明した。「人生を懸けてきた」というカタール・ワールドカップ(W杯)を終え、「まずはゆっくり休みたい」と、今後の去就については白紙としてきた。

 

 魂のサイドバックの決断に注目が集まるなかで、帰国後は多忙な日々を送ってきた。連日のように「ブラボー」を求められ、毎回去就についての質問も飛んだ。それでも、長友は「今は休みたい」と強調してきた。

 

「このW杯が終わってからサッカーからは(頭を)切り離して、全く考えないようにしていた。今後のことは全く決まっていない。もう少し時間を掛けて自分が走りたいと思うまでいったん休もうと思う」

 

 しかし、長友は真っ赤に燃える情熱に薪をくべてきた。リオネル・メッシがついに掲げたW杯。「人生でナンバーワンだった」というフランスとの決勝戦から刺激を受け、「衝撃を受けてエネルギーをもらってしまった」と、言葉にしていた。

 

 そして、この日、都庁で行われた小池百合子都知事への表敬訪問後に取材に応じ、「現役はやりたい」と初めて現役続行の意志を示した。その目には覚悟がにじんだ。

 

「まだ体がバリバリ動くので現役はやりたいなと思う。この4年間全てを懸けてきた。カタールW杯で終わってもいいという意気込みでやってきた。まずはゆっくりと休んで決断したい」

 

 さらに、「現役でやっている以上は、日本代表は目指すべき存在。それが大きなモチベーション。現役でいる以上はその場所を目指したい」と言い、まだまだ日の丸を背負うことにも意欲をみせた。

 

 今季で契約が切れるFC東京からは既に契約延長オファーを提示されており、交渉が順調に進めば近日中にも正式発表される見込みとなるだろう。生粋のエンターテイナーだ。『長友サンタが青赤にやってくる』なんてどうだろう。東京サポーターにとっては、きっとブラボーなクリスマスプレゼントになるはずだ。

 

「道を決めたら、情熱的な長友をおみせしたい」

 

 カタールから持ち帰った、ありったけ熱をJリーグで解き放つ。長友佑都がどれだけ青赤にとって必要な選手かは前回の特集でも分かってもらえたはずだ。その新章は、またまたエネルギッシュな幕開けとなりそうだ。

 

 

text by Kohei Baba
 
photo by Kenichi Arai

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