「新鮮な人事」【大東京書簡第二十三信/後藤(25.3.6)】

J1最年少出場記録を更新した北原槙。撮影:後藤勝
◆北原槙のJ1デビューに右往左往
じつはこの原稿、一度すべて書き上げて大東京書簡グループの共有フォルダに上げ「よし終わったー!」と思い安心して寝ようと思ったのもつかの間、文字化けに気づき、修復を諦めてイチから書き直すことを夜中に決意してからの2周目です。とんだハプニングですが……やるしかないかと……。けっこうな大長編だったし完全再現は無理だと思うので、内容を可能な範囲で思い出しながらも純粋にTAKE2で頑張ります!
さて気を取り直して最近のFC東京についてなのですが、いやー、J1最年少出場記録を更新した北原槙でてんやわんやですね。Jリーグ界隈も大騒ぎです。かくいう私も北原出現の背景についてはFOOTBALL ZONEにあらかた書いたのですけれども、ここでは大東京書簡的な視点で、あらためて触れていこうかと。
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日頃からFC東京のトップまたはアカデミーを追っているファン、あるいはいずれかの現場を取材している記者であれば、北原についてある程度のことはわかっています。しかし北原がデビューを果たしたJ1第4節鹿島アントラーズvs.FC東京に派遣された記者の方々はそのような基礎情報、背景情報がない状態でしかし記事を書かねばならず、かなり大変そうでした。もちろん、我々東京を追っている記者もその場で出来る限りの情報提供には努めましたが、北原がトップの練習に帯同してフィジカル、メンタル、技術、戦術、あらゆる点に於いてまったく問題なくやれている様子を見ての“肌感”もないわけで。エピソードもない状態ですから、基本的には当日の松橋力蔵監督と北原のコメントを材料に書くしかなく、難しい仕事であったと思います。
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