新国立不敗神話の終わり。他の東京勢の後塵を拝する結果に、キャプテンマークを巻いた小泉慶は「今日が終わりじゃない」【2024 J1第36節 vs. FC町田ゼルビア Report】

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
11月9日、FC東京は国立競技場でJ1第36節に臨み、FC町田ゼルビアと対戦。3-0のスコアで敗れた。アウエー扱いとはいえ、新国立での敗戦は初。川崎フロンターレに次いで町田にもシーズンダブルを喰らい、近隣クラブとの対戦に勝てなかった結果は屈辱というほかはない。今シーズンの対戦成績と順位で他の東京勢の後塵を拝することとなった青赤軍団は厳しい現実を突きつけられた。
◆町田の3バックへの対応は……

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
町田の完勝、東京の完敗だった。町田が1週間の非公開練習で準備した3-1-4-2(3-3-2-2、5-1-2-2)によって、前節の湘南ベルマーレ戦で弱さを露呈した中央ゴール前を攻略された格好に。相馬勇紀が試合前に付け加えたというアイデアの詳細は不明だが、町田が配置したウイングバックにマークを割いた結果、東京の守りが薄くなったところを使おうという意図があったものと思われ、2トップと2インサイドハーフによって厚みを持つ中央部分の町田攻撃陣が躍動。シンプルにいいサッカーをした町田に東京は圧倒された。
これで4位に入る可能性も消え、目標と呼べるものがなくなった。しかしそれでもこのあとの2試合を放棄していいわけではない。この日、先発出場でキャプテンマークを巻いた小泉慶は「今日が終わりじゃない」と言い、前を向いた。
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