【サッカー人気4位】浦和が見せたワールドクラスのカウンター。ついに見つけた戦い…

青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

長友佑都日本代表選出!5回のワールドカップを経験したFC東京の早川直樹フィジカルコーチに負けじと6大会連続のワールドカップ出場をもめざす【2024 ニュース/無料公開】

 

撮影:後藤勝


 10月3日、日本サッカー協会はFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のサウジアラビア代表戦(10月10日、日本時間10月11日)とオーストラリア代表戦(10月15日)に向けた日本代表招集メンバーを発表。FC東京からは長友佑都が選出された。
 
◆人間である以上過信する
 
「2試合大勝していい形でスタートしたんですけど、最終予選の厳しさがこのオーストラリアとサウジの試合に出るかなと思うので。そこはやっぱり気を引き締めないと、というところ」
 
 どれだけ日本人選手が欧州でプレーするようになり、代表チームがワールドカップベスト16の常連になっても、アジア最終予選に重圧がのしかかることに変わりはない。そこで、過去強豪国がそうであったように、長年代表チームに携わるレジェンド的存在が精神的支柱となることの重要性は計り知れない。長友は「呑まれないことが大切」と言いながら、インテル時代の恩師であるロベルト マンチーニ監督(インテルでの第2期、2014年から2016年にかけて)との再会を楽しみにする様子を見せた。
 
「彼は本当に戦術的にも優れていますし、チームに熱量を与えるというところでもカリスマ性があって、どういう分析をしてくるのかというのも楽しみだな、と。そして彼は親日家でもある。縁があるのかな、と。教えられたこともたくさんありますし。マンチーニのカリスマ性っていうのはね、いるだけでカッコいいというか、イタリアンのカッコよさがあったなと思うので。再会が楽しみです」
 
 大人物と直に接する関係にあったベテランが日本代表の現場にいるということは、チームの質と価値を高め、気風を引き締める。オーストラリアに関して「いい形でスタート出来ずに、そこからの底力みたいなところは、自分たちが(前回)経験している。怖いなというのは正直あります」と警戒しながら「人間である以上、過信してしまうことはあるなと思う。本当に引き締める部分が必要だなと思います。難しいですよ、そこのコントロールって。日々ぼく自身もいろいろな経験をしていますけど、 難しいなと思いながら戦っています」と、自分たちを戒めた。
 
 ただ、代表チームに居続けるためにはクラブでの活躍が必要。その点、強度が高い東京の戦い方は、高いパフォーマンスを示してアピールするためにも有効であるようだ。味の素スタジアムでサガン鳥栖に勝ち、4連勝でサウジ行きの便に乗り込むつもりだ。
 
 日本代表選手としては5回目のワールドカップ出場をめざしているが、今年から東京に所属する早川直樹フィジカルコーチがコーチとして5回選ばれていることを受けて「先人が近くにいるっていうのはありますけど、5回出た人がいるなら6回出たいなという気持ちにさせられるというのが、いまの率直な気持ちですね。負けず嫌いだということですね」と、長友。「5回目のワールドカップに行って、自分自身がそこで活躍してチームに貢献するっていうのは常にイメージしてやっていきたいなと思います」と言いながら前人未到の6回目までをも視野に入れ、長友はピッチを激しく駆け回る。
 

撮影:後藤勝


 
———–
 https://www.amazon.co.jp/dp/B00NNCXSRY後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
———–

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ