若手の起用で来期への希望を抱かせた好ゲーム、ウノゼロ勝利で有終の美。小泉慶の移籍後初ゴールが先制&決勝点、ラストパスはこの試合で最後のアダイウトン【2023 J1第34節 湘南vs.FC東京】

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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FC東京は12月3日、レモンガススタジアム平塚でJ1第34節に臨み、湘南ベルマーレと対戦。ホームから見て0-1のスコアで勝利を収め、2023シーズンを締めくくった。後半7分、アダイウトンのパスを受けた小泉慶が待望の移籍後初ゴールを決めて先制。この1点を最後は一丸となって守りきった。ピーター クラモフスキー監督が試合前に「見せる」と宣言していた戦う姿勢、得点、無失点、3つの約束を果たす結果だった。
◆ワンモアゴールは充たせず。仲川輝人は「2点目、3点目を獲りに行く姿勢をもっと出していかないといけない」
シーズン最終盤にもっともわかりやすく“やる気”を見せていた寺山翼が小泉慶とボランチのコンビを組んで先発。若手が多いベンチも含めてメンバーのモチベーションが揃い、ひたむきな姿勢を見せ、優勝やACL出場権獲得の争いから脱落して以来、なかなか出来なかった、かくあるべき正常な試合。ただこれで喜ぶわけにはいかない。“ワンモアゴール”をクラブとして掲げながらこの試合も1得点止まり。仲川輝人は「結果がすべてなので、勝ったことに関しては評価していいと思う」と言いつつ、「欲を言えば、2点目、3点目を獲りに行く姿勢をもっと出していかないといけない」とも。この日に見せた速いテンポでボールを動かし相手陣のスペースを衝く攻撃をベースにさらに発展させながら、より強い東京をつくっていいかなければいけない。

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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