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矢島輝一を加えた新攻撃陣の妙で“鬼門”ユアスタでの勝利をつかめ【J1第16節プレビュー】

 

センターフォワードとしてよくチームを機能させている矢島輝一。この出来を保ったうえでゴールを狙いたい。


 6月23日、FC東京はユアテックスタジアム仙台でJ1第16節に臨み、ベガルタ仙台と対戦する。昨シーズンはリーグ戦、カップ戦を通じて全敗という“天敵”という仙台を相手に、東京は勝利を収めて連敗を阻止できるのだろうか。今シーズンの序盤に苦しんでいた仙台も、6月に入ってからリーグ戦では2連勝と復調しつつある。ルヴァンカップの一巡目でも敗れていて、分のいい相手であるとは言い難い。水曜日のルヴァンカッププレーオフステージ第1戦には勝ったものの、この仙台との試合に敗れればリーグ戦は2連敗となる東京は、優勝を争ううえで絶対に負けたくないという想いを高い士気に変え、鬼門のユアスタに乗り込むしかない。
 
◆長谷川健太監督も認めた矢島輝一
 
 話題の久保建英が去ったあとの東京はJ1でヴィッセル神戸に敗れ、ルヴァンでセレッソ大阪に勝ち、1勝1敗。まずまずの結果以上に、新たなバランスが生まれつつある前線にいい感触がある。このオフに田川亨介、ナ サンホ、ジャエルと多くの新顔が加わった攻撃陣だが、競争を重ね、負傷離脱者も出るなか、出場機会を掴んだ矢島輝一が好調で、自然なコンビネーションを見せるようになってきているのだ。ゴールこそまだだが、矢島がいることで攻撃ユニットは安心して見ていられる出来を保っている。
 長谷川健太監督はルヴァンカッププレーオフステージ第1戦終了後の記者会見で「よく前線で起点になったりチームのためのプレーが十分できるようになってきましたし、なおかつシュートもゲームで撃てるようになってきたのは彼の成長の証ではないかなというふうに思っています」と言い、矢島のパフォーマンスに高い評価を与えた。
 
 フォワードである以上、得点が求められることは言うまでもない。しかし先発するセンターフォワードとしては、

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