安間貴義コーチの言葉からFC東京U-23の成長度合いを探る~秋のチーム状況と山田将之、矢島輝一、原大智、平川怜、品田愛斗
ルヴァンカップと天皇杯を消失した状態で秋を迎えたFC東京。公式戦の試合数が減ったぶん、J3からJ1への門戸は狭まるかと思われたが、矢島輝一がJ1で途中出場を果たし、平岡翼がJ1のベンチに入り、J1最終節では前田遼一がメンバーに入りゴールを決めた。
はたして今秋、FC東京U-23では何が起きていたのか。今シーズンの取材ソースから安間貴義トップチームコーチ兼FC東京U-23監督の言葉を抜き出し、選手たちが具体的にどのような成長を遂げたのかを振り返っていく。
◆FC東京U-23のチーム内はどうなっていたのか
J1に出たくてやっているわけで、メンバー発表でJ3にまわったときは、みんな悔しい想いをしていると思います。だけどJ3では勝点を稼いできている。この秋にはオーバーエイジの選手と競争の末、平岡翼がJ1のベンチに入るということも起きました。若手が出られなくなるのではなく、若手が向こう(J1)に行っている。取り組みを継続することによって質を磨き、ストロングポイントを確認してそれをどうすれば試合で出せるかということにトライしてきました。前田遼一も努力をつづけて最終節の浦和戦ではメンバーに入り、点を獲っています。若手とベテランが切磋琢磨してやっていますね。
J3では常に“This Game”という言い方をしてきました。まずこのゲームを獲ることを考えろ、と。それがないと、
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