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これで5試合負けなし! キイチとタスクの合作弾2発で12位の藤枝を撃破。前田、大久保らOAも噛み合い勝点30へ【J3第29節第1報】

 
◆「いいチームになってきた」(平岡)FC東京U-23、勝点30に到達
 
 10月28日、FC東京U-23は味の素フィールド西が丘でJ3第29節に臨み、12位の藤枝MYFCと対戦。矢島輝一と平岡翼が絡んでの2得点が効いて2-1の勝利を収めた。8ゴールの矢島はJ3得点ランキング8位、平岡は11位につけている。またゴール前の攻守では前田遼一と大久保択生の両オーバーエイジ(OA)が好プレーを連発、チームに闘志と安定感をもたらした。試合開始直後、前田から絶好のスルーパスを供給された平岡は「いいチームになってきた」とU-23を表現。ベテランと23歳以下の若手、ユースの融合が進んでいることを実感させられる一戦となった。
 

相手のゴール前で踏ん張った矢島輝一と自陣のゴール前で踏ん張った大久保択生。


 敗れた藤枝は14位に転落した。勝点を30に伸ばした東京は順位こそ16位と“ブービー”の位置は変わらないものの、勝点33のY.S.C.C.横浜から同31のグルージャ盛岡まで7チームを射程に捉え、ごぼう抜きの可能性も見えてきた。
 
◆2点めを決めた矢島に平岡が、前田が、内田が、次々と駆け寄る
 
 この日のFC東京U-23はOAのフォワード富樫敬真とFC東京U-18から招集したディフェンダー高橋亮、ゴールキーパー飯塚欣士、フォワード久保征一郎でベンチメンバーを編成。先発には前田、大久保、山田将之と、3人のOAが名を連ねた。左利きのサイドバックが不在であるため、右の柳貴博とジャキットどちらを左に配置するかというチョイスになったが、この日は柳を右に置き、ジャキットを左にまわす布陣に。中盤の中央は品田愛斗と平川怜が務めたがふたりとも守備的ではなく、かなり積極的に攻め上がった。ただ、どちらかと言えば品田のほうが球際に激しく強いプレッシャーをかけ、平川のほうがよりチャンスメークを意識するかのような配分ではあった。前田と矢島の2トップは平岡または内田宅哉の両サイドハーフと連携。練習を重ねてきた、2トップとボールサイドのサイドハーフによる攻撃で相手ゴールに迫った。
 

全体を通して献身的にチャンスをつくった前田遼一。ただし、後半29分には右ポストに当てた惜しいシュートを撃っている。


 前半開始直後の3分、5分と、つづけざまに前田がウラへと動き出す平岡に向けてパスを送り、

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