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丹羽大輝、六反勇治、佐々木翔、梅崎司、米本拓司、前田遼一の6選手参加の「サッカー日本代表経験者によるガチンコ真剣サッカー教室」、豊洲で熱く開催!【サッカー日本代表経験者によるガチンコ真剣サッカー教室第1報/無料公開】

 

最後は参加者のチームと指導に当たったJリーガーチームとによるゲームを実施。


 

ボケがスベった六反勇治を丹羽大輝がフォローの図。


◆日本代表経験者6人が集結、44人の小学6年生男女を指導
 
 12月16日、東京湾岸のTOYO TIRES 豊洲ドームで「サッカー日本代表経験者によるガチンコ真剣サッカー教室」が開催され、44人の小学6年生男女が集まった。主催は丹羽大輝。丹羽が協力を呼びかけ、六反勇治(清水エスパルス)、佐々木翔(サンフレッチェ広島)、梅崎司(湘南ベルマーレ)、そして米本拓司、前田遼一のFC東京勢が指導者として参加した。六反がゴールキーパー、丹羽がセンターバック、佐々木がサイドバック、米本が守備的ミッドフィールダー、梅崎が攻撃的ミッドフィールダー、前田がフォワードを担当。各ポジションごとに特化したトレーニングを1時間おこなったあと、赤、青、緑、黄色の4チームに分かれて総当たりのゲームを実施。最後に、もっとも成績がよかった緑チームが指導者チームと対戦してこのサッカー教室を締めくくった。“ガチンコ”と冠しているように、参加した小学6年生男女は、個々に巧拙の差はあっても競技志向。最後のゲームでもきっちりと攻撃を組み立てて指導者チームから1点をもぎ取っていた。
 

記念撮影。


◆濃厚なメニュー
 
 前半のポジション別トレーニングはかなり濃密な内容。米本担当のDMF練習は数的優位のときにどうやってボールを奪うかなど守備面に重きを置いた。偶発的に獲れても意味はない、狙った獲り方で獲れるようにしなければ――と、熱い言葉がつづく。片側のコースを切ると、相手ボールホルダーはもう片方のサイドへとパスを出す。そのパスを受けようとする選手にプレスをかける。手順を確かめながら丁寧に、なぜそうするのかという意図と具体的な方法を短時間のうちに刷り込んでいった。
 

GK担当:六反勇治。



CB担当:丹羽大輝。



SB担当:佐々木翔。



DMF担当:米本拓司。



OMF担当:梅崎司。



FW担当:前田遼一。


 たんにコツや方法論を伝授するのではなく、概念だけを教えるのでもなく、両方を同時に。それも、からだが動く現役バリバリの日本代表経験者が、豊富な蓄積を持つ状態で。若い選手や熟練のコーチとも異なる、現役感ある指導者による臨時のセッションという趣が、独特の緊張感と集中力を生んでいた。
 
 ゴールキーパーの少年たちにそのメニューが適切かどうかを問い、本人たちの意思を確かめながら優しく教える六反。度々タブレットを取り出しては車座になり、説明を施してゴール手前2列めの崩しを練習していく梅崎、1対1でかわしてオーバーラップするサイドバック特有の動きを役立てさせようとする佐々木、足許でボールを受けるときに止まって受けないようにと、相手ディフェンダーが近くにいる状態でフィニッシュまで行くストライカー術を教える前田、ラダーを使ったメニューに対人時のステップワークの練習と言ったり、つい直前に言われたことに集中しがちな参加者に言われたことすべてを実践するよう求める丹羽、それぞれが工夫した内容で活気があった。
 手応えを得た丹羽は今後もこの行事を継続していくという。
 
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書評
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『青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン』は、長年FC東京の取材を継続しているフリーライター後藤勝が編集し、FC東京を中心としたサッカーの「いま」をお伝えするウェブマガジンです。コロナ禍にあっても他媒体とはひと味ちがう質と量を追い求め、情報をお届けします。

 

 

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そのほかコラム、ニュース、などなど……
新聞等はその都度「点」でマスの読者に届けるためのネタを選択せざるをえませんが、自由度が高い青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジンでは、より少数の東京ファンに向け、他媒体では載らないような情報でもお伝えしていくことができます。すべての記事をならべると、その一年の移り変わりを体感できるはず。あなたもワッショイで激動のシーズンを体感しよう!

 

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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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