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【有料記事】天皇杯多摩川クラシコまであと3日。ACLとFCWCへの挑戦権獲得に燃える篠田善之監督、田邉草民(2016/12/21)

「自然と鹿島を応援したというか、観ていてうらやましかった。ほんとうに見習わないといけないと思いました」と、篠田善之監督。

「自然と鹿島を応援したというか、観ていてうらやましかった。ほんとうに見習わないといけないと思いました」と、篠田善之監督。

スペイン2部で2シーズン活動した田邉草民も、FCWC決勝の舞台でレアル・マドリーと相まみえた鹿島アントラーズを素直にうらやんだ。

スペイン2部で2シーズン活動した田邉草民も、FCWC決勝の舞台でレアル・マドリーと相まみえた鹿島アントラーズを素直にうらやんだ。

11月9日に天皇杯ラウンド16(4回戦)でHonda FCにかろうじて勝利を収めてから6週間、FC東京が天皇杯準々決勝vs.川崎フロンターレ戦に臨む12月24日が近づいてきた。東京は直近の練習試合vs.流通経済大学戦のメンバーをベースにトレーニングを重ねているが、当日に前線で誰が先発するのか、予想がつきにくくなっている。
以前負傷した箇所に痛みが出て流通経済大学との練習試合を欠場した前田も練習に参加してはいるものの、24日の天皇杯当日に於ける負傷箇所の具合によっては先発を回避する可能性もある。サイドハーフもメンバーが変わる可能性があり、攻撃陣に関しては予断を許さない。

しかし誰が先発しても戦い方そのものは変わらない。篠田善之監督体制となって以降の、高い位置からプレッシャーをかけ、球際に厳しく、激しい上下動を伴い、相手の最終ラインに対して積極的に仕掛け、また全力で戻るサッカーを貫くだけだ。
今シーズン、川崎にリーグ戦で2敗した内容は、ホームのJ1ファーストステージ第7節が点の獲り合いの末に逆転負け、アウエーのJ1セカンドステージ第5節が懸命に守った末に耐えきれず決壊して1-0の完封負けというものだったが、それらは監督が交替する前のこと。篠田善之監督となって以降の戦い方を実践すれば、自ずと試合の展開も変わってくるだろう。
篠田監督は「自分たちがいままでやってきたことで立ち向かっていく、挑戦したいなという気持ちでいます」と言う。対策もあるにしろ、素の力をぶつけて上回ろうとするチームの姿勢が感じられる。
篠田監督は言う。
「フロンターレには技術の高い選手が多いですし、ゴールに向かってくる圧力にはすごいものがある。守備に於いてはその圧力にしっかり対応できるようにしたいのと同時に、われわれもそれ以上の圧力をかける攻撃を見せたいと思います」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

川崎フロンターレとの純粋な力比べを望む篠田善之監督に、昨日の「2016Jリーグアウォーズ」で鹿島アントラーズの石井正忠監督――篠田監督にとってはアビスパ福岡時代、世話になった先輩でもある――が壇上で語った、来シーズンのJリーグで切磋琢磨していこうと他クラブに呼びかけた言葉をどう思うかと訊ねると、篠田監督は次のように答えた。

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