【有料記事】このやり方で今シーズンをやりとおす!「トレーニングでやれることはある」失意からのリスタート、篠田東京(2016/10/12)

走り込む選手たち。

シュートストップに励むゴールキーパーチーム。

取り組む側しだいで頭を働かせながらボールを奪い、制圧する訓練となりうるミニゲーム。

少しひげをたくわえた篠田善之監督。重圧をかいくぐった感が伝わってくる。
10月12日、FC東京が小平グランドで再始動した。
二日間のオフが明け初日とあって、10時からおこなわれたトレーニングはからだを起こし能力を伸ばすメニューが占めた。
ミーティングののち、ストレッチ、奥のコートの手前のコートとの境あたりでの3対1のボール廻しと進んで、天然芝グラウンドの外周を走るランニング。
十分にからだが温まったところで、多色ビブスで分けたチーム同士でボールポゼッション。再びランニングをこなし、最後は半分弱サイズに設定したコートでミニゲームをおこなった。
ミニゲームの終盤はかなり熱気を帯び、激しいゴールの奪い合い。相手のパスミスを衝いて野澤英之がゴールを決めると、いまのようなミスがゴールに直結し、試合を決める――と篠田善之監督の注意が飛んだ。日頃のトレーニングで磨くことのできる戦術眼、判断力、注意力は試合内容に直結するもの。今後に向けた地道な一歩と言える内容だった。
練習終了後、篠田善之監督が取材に応じた。
――きょうはミーティングをされましたか。
篠田善之監督 室内で最初に話をして、スタートしました。
――差し支えなければ、どのようなお話か教えていただけますか。
篠田善之監督 (ルヴァンカップ準決勝で)負けたことをしっかり受け止めよう、と。そうは言っても、選手たちがいちばんショックを受けている。カップ戦のタイトルを獲りに行っていたので。ファン、サポーターのみなさんも、クラブも、すごくショックを受けているんですけど、やるしかない、ここからリーグ戦三試合と天皇杯を全力でやりましょう、と。
二日間休みがありましたけど、たぶん何をやっていても「ああ、あのときは(こうすればよかったのでは)……」という悔恨の気持ちになっていたと思うんです。ぼくらもそうなんですが、
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