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【無料記事】駒沢初見参のFC東京U-23、室屋成メンバー入りの可能性も?(2016/07/02)

FC東京U-23は明日7月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で福島ユナイテッドFCとJ3第15節を戦う。本日開催されるJ1セカンドステージ第1節次第でU-23の編成も変わるため確定的ではないが、リオ五輪サッカー男子日本代表の室屋成がメンバー入りする可能性もある。

前節は室屋成の右サイドバック、柳貴博の左サイドバックでスタート。67分に退くまで室屋が八面六臂の大活躍を見せた。第12節では途中出場で20分+アディショナルタイムの試運転、第13節では先発して61分間プレーと、段階的に出場時間を増やして迎えた三試合め。このあとU-23南アフリカ代表戦を戦い、五輪代表選出へといたった。
前節の対戦相手、グルージャ盛岡を率いていたのは、明治大学時代の恩師、神川明彦監督。室屋は「神川監督はお世話になった監督なのでちょっと不思議な感じです。でも絶対に勝ちたいと思っていたので、勝ててよかった」と、試合後に“恩返し”の感想を述べている。五輪代表に選ばれる直前、復活の報告ともなった試合だった。
「レベルに高い相手にもこれができるようにしていかないといけない。一試合だけなので、一回のチャンスをものにしないといけない。メンバーに入るために、水曜の試合(対南アフリカ)にすべてをかけるつもりでやっていきたいと思っています」
この決意が実った。

室屋が退くと小山拓哉が左サイドバックに入り、柳は右へとポジションを替えた。この日の柳は、前半は室屋とのバランスを考え、後半は1点を守るシチュエーションに応じて守備を優先するプレーとなったが、ここには少し悔いが残ったようだ。柳は言う。
「右と左で持つ雰囲気も全然ちがいますし、前半は(室屋)成くんもどんどん上がっていっていた、すごいプレーをしていたので、自分は上がれないという感じで、ちょっともう成くんに呑み込まれたという感じだったんですけど。そのなかで守備から入ってしっかり1対1の対応でも負けないようにしていこうと思っていました。トータル的に前半、自分がもっともっと上がっていったらよかった、というのはありますね。後半の途中から右になって。あと1点を守りきらないといけない時間帯に右に移ったので守備に追われた時間が多かった。全体的に攻撃参加ができなくてちょっと悔いが残る試合でした。
ゼロ失点で終わることがなかなかなくて、毎回失点してしまっているなかで、1-0で勝てたことはほんとうに大きい。でももっともっと点を獲れる場面はありました。もっと楽なゲーム運びをしていける試合だったと思います。2-0、3-0と、快勝したい」

室屋の五輪代表選出という大きなトピックスに刺激を受けたなら、それを最初に表現する場は明日の駒沢になる。U-19日本代表として室屋の次をうかがう柳。サイドバックの層が厚い東京だけにJ1メンバー入りは容易ではないが、先輩たちのあとを追い、たくましく成長しようとする姿勢を見せてほしい。

 

 

 

 

 

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