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【有料記事/ACL R16第1戦第4報(最終)】レポート+ Review◆なぜ今シーズン最高の試合が生まれたのか?(2016/05/18)

【ACL R16第1戦レポート】5月17日夜、FC東京は東京スタジアムで上海上港とのACLラウンド16ファーストレグに臨み、2-1で先勝。1点リードでセカンドレグを迎えることになった。
丸山祐市の出場停止などでディフェンダーが不足する東京は、最終ラインを右から橋本拳人、吉本一謙、森重真人、徳永悠平で編成。J1開幕戦では機能不全に終わった「右:橋本/左:徳永」で勝負に挑んだ。中盤は昨年までよく見られたアンカーに高橋秀人、インサイドハーフに米本拓司と羽生直剛の3人。右ウイングはACLグループステージ最終節、アウエーの対ビン・ズオン戦でも獅子奮迅の活躍を見せた水沼宏太、左ウイングは水沼に負けず劣らず働き者でウラへの飛び出しにも積極的な東慶悟、1トップは献身的なスプリントが光る前田遼一。このイレヴンで試合に臨んだ。フォーメーションは相手ボール時に両ウイングが下がって4-1-4-1になる4-3-3。

地震に怯えているとの報道があった上海上港メンバーは動きが鈍い。アサモア ギャンが負傷で欠場し、連戦と移動での疲労を抱え、決して万全ではなかった。城福浩監督は試合の直前「守備を大事にすることはいまのチームの幹としてわれわれが持っているものなので、そこは持ちながらも、攻撃に於いては、モビリティのある、躍動感のあるような彼らのよさを出して。相手のコンディションよりも、少なくともわれわれのほうが移動がないぶんいいほうなので、そこを前半から押し出せる展開に持ち込みたい」と言っていたが、そのとおりのファーストハーフ45分間となった。

東京ボールでキックオフ。浮き球を相手が落とすと、拾ったのは高橋秀人。左に展開して東慶悟が抜け出し、クロスを入れて水沼宏太が合わせようとする。ラインを上げて前のめりになり、サイド深くで脅威をつくる。J1前節の対サガン鳥栖戦ではできなかった、

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