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【第2報】レポート◆明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第13節 FC東京対名古屋グランパス/鹿島、浦和、名古屋の赤い悪魔にリーグ戦三連敗。戦術的にも運用的にも袋小路か。疲労の蓄積と故障の影響で事態は悪化。どうするマッシモ東京(2015/05/24)

レポート◆明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第13節 FC東京対名古屋グランパス/鹿島、浦和、名古屋の赤い悪魔にリーグ戦三連敗。戦術的にも運用的にも袋小路か。疲労の蓄積と故障の影響で事態は悪化。どうするマッシモ東京

多摩川クラシコの快勝からひと月も経たないうちに優勝争い圏外へ。FC東京は3連敗でリーグ戦4敗めを喫し、アウトサイダーとなってしまった。
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Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグAグループ首位を堅持した対ヴァンフォーレ甲府戦の勝利から中二日で迎えた5月23日、FC東京はホーム味の素スタジアムで明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第13節に臨んだ。
対戦相手の名古屋グランパスはここまで3勝6敗2分けと負け越し、試合開始時点では11位と不調をかこっていた。メンバー表を見ると4-4-2のように見えなくもないが、実際には矢野貴章と永井謙佑が両ワイドに張り出した3-4-2-1で、これは最近採用しているとおりのフォーメーションだった。まずは守備から整備しようということなのか、引いて5バックにすることで失点の可能性を減らそうという意図が読み取れる。そのいっぽうで、得点の獲り方が見えてこない布陣でもある。
迎え撃つホームの東京は4-4-2をベースにしたフォーメーション。高橋秀人と梶山陽平を併用するための策としては高橋をアンカーに米本拓司と梶山をインサイドハーフでならべるか、高橋と梶山をドイスボランチにするかの2案が考えられるが、この日の選択は後者。米本が右サイド、武藤が左サイドを担当し、武藤は名古屋の右ウイングバック矢野を見る役を負った。ただし攻撃時には中にもかかわる必要があり、このあたりは大熊東京~原東京時代の、鏑木享や戸田光洋がフォワード的な左サイドハーフを担った姿をほうふつとさせるものがあった。

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