「無理にでもゴールに向かってプレーする機会を増やそうと思っていた」(三田)【コメント】林容平、三田啓貴_2013 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第6節 FC東京対アルビレックス新潟(05/15)_第2報[3,106文字](2013/05/16)
○林容平の談話
このところ公式戦での出場機会が少なくなっていたフォワード林容平が、後半37分から石川直宏に替わって出場した。途中からの出場であり、スターターとしての他者との比較はできないが、残り10分間を任せるに値するというベンチの判断だったのであろうし、ミスはあったものの組織的なプレーに溶け込みつつゴールを狙うという姿勢を示すことはできていた。
関東大学リーグ出身者同士、このあとのコメントにもあるように、ミスにはなったが林(中央大学出身)から高橋秀人(東京学芸大学出身)へパスを通そうとしたプレーがあり、その反対に高橋がウラへと抜けだそうとする林へ浮き球を送るシーンもあった(アルビレックス新潟のゴールキーパー黒河貴矢がキャッチ)。林から三田啓貴(明治大学出身)へのパスは成功。今後、こうした絡みが多く見られるようになると、観戦の楽しみが増えそうだ。
短い時間ではあったが、ここでシュート、あるいはゴールやアシストという結果が出なかったことで、かえってそれが林にはいい刺激になったようだ。謙虚な言葉から、熱い意気込みが伝わってくる。
――メンバーに入った時点で出場するということは言われていたんですか?
いえ、特に聞かされてはいませんでした。
――そういう予感もなく?
(ポジションが)前めなので、出るチャンスはあるかなと思っていました。監督からは、特に何も言われていないです。
――ピッチに入るときに、自分なりに心がけたことは。
なんとか1本、結果を出してやろう、という気持ちで臨みました。
――実際にプレーしてみていかがでしたか。
そうですね……1本チャンスがあったのを決めたかった。ミスがいくつかあったので、そういうミスをなくしてチャンスにつなげられるようにしていきたいです。
――あの、ミスというのは、ひとつは高橋秀人に通そうとしたパスが渡らなかったプレーですか?
そうです、はい。ああいうプレーは相手のカウンターになってしまう。ミスしてはいけない瞬間、というのはあります。
もう一個奥にタマ(三田啓貴)がいたのを、自分が見えていなかったことがミスにつながってしまいました。
次にまた出場の機会が来るように、練習からやっていきたいです。
――きょうはおよそ10分間の出場でしたけれど、自分なりに何かを取り戻した感じはありますか。
ここでできなかった悔しさを、あしたからの練習につなげてやらないといけない。結果を出せなかったので、もっと力をつけなければいけないな、と思いました。
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