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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

矢野貴章が語る現状と残り6試合「気持ちがすごく出ていたし、本来、僕らはああいうプレーができるということを確認できたと思います」【矢野の目】(24.9.25)

前節鹿児島戦(〇2-1)では矢野貴章が7試合ぶりにピッチに戻って来た。劇的な逆転勝ちは後半に投入された6人のメンバーによるパワーアップも要因となったが、矢野はその一人だった。あの逆転勝ちにあったものをどう見るか。残り6試合に不可欠なのものは何か。5月以来の「矢野の目」をお届けしたい。

 

▼僕らは本来、ああいう戦いができる

――前節鹿児島戦(〇2-1)は最後に追い上げて逆転という流れでした。矢野選手はどう感じたゲームでしたか?

「絶対に勝点3が必要な試合でした。その前の水戸戦(●2-3)で逆転負けしてしまうような非常に悔しい思いもしていたし、僕は外から見ている立場でしたが、非常に悔しい、もったいない敗戦をしてしまった中、鹿児島戦は絶対に勝たなければならないという気持ちだけだったと思います」

――水戸戦の前半同様、鹿児島戦もチームの矢印が前に向いていたと感じますが、その辺りはどうですか?

「ただ、絶対に勝ちに行こうとするなかで2分にあんな簡単に失点してしまってはゲームプランが崩れてしまうし、相手もやりやすい展開になります。それでも諦めずに続けたことで最後は相手が疲弊したことで僕らの時間が来たという意味では良かったと思いますが、でも、やっぱりあの1点が命取りになっていてもおかしくなかった。ああいうもったいない失点はなくさないといけない」

――矢野選手自身はケガもあって7試合ぶりの出場でした。

「ケガは関係ないですよ。鹿児島戦はメンバーに選んでもらったゲームでしたから、自分がやらなきゃいけないことも分かっていました。水戸戦の翌日のトレーニングマッチで良かった選手たちが鹿児島戦の後半に出ていって勢いをすごく出せたと思うし、自分たちで流れを変えてやるんだという思いを出せたと思います。それがもともと試合に出てた選手たちも感化したという流れもあり、最後パワーアップできたかなと思います」

――水戸戦の翌日の水戸とのトレーニングマッチでは「俺たちがやるんだ」といった声がけや雰囲気もあったのですか?

「ありました。やっぱりみんな水戸戦の逆転負けが相当悔しかったと思います。だから『自分を使ってくれ』とみんなが思っていたと思うし。鹿児島戦はそういう気持ちがすごく出ていたし、本来、僕らはああいうプレーができるということを確認できたと思います。やっぱり、ああいうハードワークをすることが大事なんだと気づけたんじゃないかなと思います」

――しかもそれで逆転して勝つという結果も残りました。

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