「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

水沼宏太、ニューカッスルジェッツへ移籍。積年の願いを叶えるために海を渡る

 

マリノスは10日、MF水沼宏太(34)が海外移籍を前提とした手続きと準備のためにチームを離脱すると発表した。

 

 

 

行き先はオーストラリア1部のニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCになりそう。近日中に渡豪したのち、メディカルチェックなどを経て正式契約を結ぶ見通しだ。

2020年のマリノス復帰後は献身的な姿勢でチームを支えた。2022年には攻撃の一角を担ってハイパフォーマンスを見せ、リーグ優勝の立役者の一人となってベストイレブンに選出。日本代表入りも果たした。出場機会が少なかった昨季でも、常に全力で取り組むスタイルは不変。練習からチームの雰囲気を引き締め、歴史と伝統の重みを体現した。

 

 

 

 

一方で、自身のキャリアで唯一の心残りがあるとすれば、それが未経験の海外クラブでのプレーだった。若かりし日にもマリノスから海外移籍を模索した経緯があったように、右も左もわからない環境で己を試したいという想いを胸の内に秘めていた。

 

 

 

近年は契約更改交渉のたびにクラブと話し合い、条件面を含めた今後の身の振り方について相互理解を深めてきた。完全移籍なのか、期限付き移籍なのか、さらにはその次を見据えた人生設計を共有してきた。

 

 

 

特に英語圏での移籍先を探していた水沼の下に獲得打診が舞い込んだのは今年に入ってから。クラブ側が正式オファーを受け取ったのは昨日の話である。

 

ヨコエク

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