「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

切り替え、球際、1対1、走力で上回ることが大前提。ホームで自分たちを取り戻せ。【J2第9節 レノファ山口戦 プレビュー&コラム】(24.4.6)

前節はアウェイでジェフユナイテッド千葉に0対8、歴史的大敗を喫した。8試合を消化して3勝1分4敗、15位。今節はホームに10位レノファ山口を迎える。3戦負けなしのホームで粘りの栃木はよみがえるか。会場はカンセキスタジアムとちぎ。キックオフは7日(日)14時を予定する。

   

PICK UP マンツーマン戦術の次はあるか

 

▼非常にソリッドな山口

3連戦の最終戦、仕切り直しの一戦だ。

全体が繋がり、その中で高い強度を発揮し続ける。最低限必要なことをやり続ける。それをやらなければ、山口にも太刀打ちできないだろう。

山口の映像を見たが非常に手強い。素晴らしいチームだ。2試合前のアウェイ甲府戦を見たが、組織的かつソリッドな戦いでゲームを掌握し、20で快勝してしまった。

現在323敗、10位。現状の山口の力を示した順位と言える。

これまでの山口とは異なる、4-4-2をベースにしたソリッドなサッカーだ。全員がよく走る。前線からしっかりプレスをかけ、連動し、前で奪ってショートカウンターを放つというのが基本線。攻守の切り替えが非常に速く、カウンターは鋭い。ボールを失ったときの切り替えも非常に速く、際の強度も高い。被カウンター時の帰陣スピードも非常に速い。誰もサボらない。よって隙がない。8試合で7失点という堅い守りがある。

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