「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

変わらず粘り強く戦い、先制点を奪って勝ち切れるか。【J2第8節 ジェフユナイテッド千葉戦 プレビュー&コラム】

前節はホームでV・ファーレン長崎に1対1でドローだった。7試合を消化して3勝1分3敗、11位。今節はアウェイで16位ジェフユナイテッド千葉と対峙する。やはり粘り強く戦えるか。会場はフクダ電子アリーナ。キックオフは3日(水)19時を予定する。

   

PICK UP 3連戦2戦目、メンバー構成は。

 

▼どの相手にも変わらず粘り強く

「過信した時点で負ける」

田中誠監督が言及している。栃木は上位勢相手に勝点を掴んできたが、それは際の強度を引き上げ、粘り強く戦った結果であることを頭に叩き入れる必要がある。際の強度を引き上げ、さらにポストに助けられる状況があって、その上で勝点が掴めている。

ある意味で”耐え方”はこなれてきた感があるが、本来、栃木が志す戦いはもっと前から奪う回数を増やし、奪ったボールから意図的に攻め込むことにある。今の内容に上積みしていかなければ戦績がこれ以上上向くことはないだろう。

前回の3連戦ではホームで横浜FC10で勝利したあと、中3日でアウェイ秋田戦に挑み、荒天のなかで03で敗れた。際の強度で相手に劣ったことも敗因の一つだった。

今節も中3日で迎えるアウェイ戦だ。前節長崎戦(△1-1)で土壇場で同点ゴールを決め切り、勝点1を掴めたことは良かったが、ひと息つくことなくこの3連戦を駆け抜け、上位の背中を捕まえたい。

 

今節の千葉は7節を終えて214敗、16位。開幕前の期待値よりも下の順位にいる。2節藤枝戦(〇4-0)、3節群馬戦(〇3-1)で連勝するまでよかったが、その後、4節鹿児島戦(●2-4)、5節清水戦(●1-3)、6節水戸戦(△0-0)、7節熊本戦(●0-1)と4戦勝ちなしの状態。

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