「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

それでも欲しいのはドローではなく勝点3。【J2第27節 清水エスパルス戦 レビュー】(23.7.22) 

2023明治安田生命J2リーグ第27節

2023年7月22日18時キックオフ カンセキスタジアムとちぎ

入場者数 9,283

栃木SC 1-1 清水エスパルス

(前半0-1、後半1-0)

得点者:31分 鈴木義宜(清水)、67分 山田雄士(栃木)

天候 晴
気温 26.1℃
湿度 75%
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 41 藤田 和輝
DF 23 福島 隼斗
DF 16 平松 航
DF 5 大谷 尚輝
MF 3 黒﨑 隼人
MF 7 西谷 優希
MF 4 佐藤 祥
MF 30 福森 健太
FW 38 小堀 空
FW 37 根本 凌
FW 36 山田 雄士
控えメンバー
GK 1 川田 修平
DF 21 吉田 朋恭
MF 24 神戸 康輔
MF 31 石田 凌太郎
MF 6 大森 渚生
FW 19 大島 康樹
FW 99 イスマイラ

45+2分 大谷→大森
76分 黒崎→石田
76分 福森→吉田
81分 根本→イスマイラ
81分 山田→大島

 

▼強者清水を受けた“もったいない前半”

試合後にメディアとのミックスゾーンに現れた山田は自身のゴールなどどうでもよいという雰囲気で神妙な表情を崩さなかった。

「まったく満足していません。勝たないといけない試合だった。勝つためのゴールを奪えないともっと上に行けないし、勝ちに繋がるゴールを奪えるようにやっていきたいです」

西谷もこの勝点1にポジティブになれない様子だった。

「後半にあれだけできるのだから試合の入りからできるぞ、と試合後にみんなと共有しました。後半に得られたものを確実に自分たちのモノにしなければいけない。そう感じた試合です」

清水に引き分けて勝点1を奪った、では足りない。栃木はもう勝たないといけない。

 

ややもったいない前半だった。

スコアレスで折り返していれば――たらればはないが、前半の出来と失点が悔やまれる。

たしかに、清水はうまかった。やはり、トップ下の乾がリンクマンのごとく左サイドで右サイドで絶妙な間を取って全体を繋ぎ合わせ、チームに距離感の良さ、パステンポの良さをもたらした。

栃木のプレスは寸でのところで交わされ、広げられ、背後を突かれた。

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