【無料記事】【トピックス】『6ポイントマッチ』 宮原和也「勝ち切る力をつけていく必要がある」8月6日(日) J2第29節 清水エスパルス戦 18:00 味の素スタジアム(23.8.4)
■J1レベルのディフェンス力
8月6日のJ2第29節、3位の東京ヴェルディは4位の清水エスパルスと対戦する(18:00 味の素スタジアム)。昇格争いの直接対決、重要度の高い6ポイントマッチだ。
前回、第8節のアウェーゲームでは、林尚輝のゴールで先制しながら1‐2の逆転負けを喫した。ピッチに立った選手たちは「今季対戦したなかで、最もレベルの高い相手」と口々に話している。
「清水は質の高い選手が何人もいて、押し込まれるシーンが多くなってしまいました。次は自分たちのホーム。順位の近い相手ですし、しっかり勝点3を取りたい」
と言うのは宮原和也。その安定した守備対応、鮮やかなボール奪取に何度唸らされたことか。J1クラスのアタッカーと対峙しても、宮原なら引けを取らない。
「まずは個人で負けないこと。結果を出せるかどうかは自分たち次第だと思います。今後のために、勝ち切る力をつけていく必要がある。僕もここに来たからには、J1に上がりたいんでね」
ここまで宮原はリーグ戦27試合に出場し、1試合を除いてスタメンフル出場。出場時間はフィールドプレーヤー最長の2,351分だ。城福浩監督の信頼は厚く、チームの大黒柱たる働きを見せている。
また、ホームで10戦ぶりの勝利が懸かった一戦だ。味の素スタジアムでの歓喜を多くのサポーターが待っている。
試合当日の天気予報は晴時々曇で、予想最高気温は35℃。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。
《クラブウオッチ》
清水戦はセガサミーDAY&世田谷区ヴェルディ応援DAYで、同区に在住・在勤・在学の方はお得に観戦できる。
この試合に向けて、クラブは京王線新宿駅改札内の幅15メートル超のLEDビジョンに広告映像を掲出するなど、従来にはないプロモーションを仕掛けている。「インパクトのある試合告知で反応は上々。目標は2万人の大台ですが、現状、入場者数の見込みは1万8000人となっています」(クラブ関係者)。なお、京王電鉄株式会社はFC東京と包括連携協定ならびにスポンサー契約を結んでおり、通常の広告出稿とはワケが違う。東京Vの経営陣が乗り出しての、関係各所との粘り強い交渉による成果だそうだ。
今季、ホームの最多入場者は第13節ジュビロ磐田戦(0‐0△)の1万4702人。更新は確実だが、どうせなら目指せ2万人突破!
[今季の1試合平均入場者数]6,699人( ↓ 11/22位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2018年 5,936人
2019年 5,371人
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)
●ランド地獄耳●
▼「以前より取材対応の空気が柔らかくなったね」と番記者の間で評判の染野唯月。鹿島アントラーズでもチームメイトだった林尚輝は「ああ、それはなんとなくわかりますね。僕も久しぶりに一緒になって、ソメの雰囲気が変わったなと思いましたもん。前は騒がしくしていたのに、いい意味で落ち着きが出てきた」と言う。清水戦、ストライカーの一発に期待だ。
▼先日のオフ、稲見哲行は山口竜弥(愛媛FC)とその知人の3人でごはんにいったそうな。「久しぶりに会ったら、オムくん、ちゃんとした人間になっていました」。なんだその感想。
▼4月、右ひざ前十字靭帯損傷により全治8ヵ月の診断が下った梶川諒太は、着々とリハビリを進めている。「少し前からボールを蹴られるようになって、このまま順調にいけば9月頃には練習に合流できるかもしれませんね。それにしても、この暑い時期に心肺機能を回復させるのはめっちゃきつい!」。待ち望む声が方々から聞こえるが、焦らず慎重に。