「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『味スタを歓喜一色に』 新井悠太「同期の活躍が最大の刺激。ゴールは常に意識しています」3月15日(土) J1第6節 名古屋グランパス戦 14:00 味の素スタジアム(25.3.11)

新井悠太はJ1初ゴールを決め、チームを勝利に導けるか。

新井悠太はJ1初ゴールを決め、チームを勝利に導けるか。

J1第4節のガンバ大阪戦(0‐1●)、脳震盪による交代となった福田湧矢はフルメニューをこなし、早くも完全合流。

J1第4節のガンバ大阪戦(0‐1●)、脳震盪による交代となった福田湧矢はフルメニューをこなし、早くも完全合流。

■守備の貢献度の高さにプラスして

目指すはホーム初勝利。3月15日のJ1第6節、東京ヴェルディ(16位)は名古屋グランパス(20位)と対戦する(14:00 味の素スタジアム)。

2023シーズンから特別指定選手として東京Vでプレーし、今季、東洋大から新加入。ルーキーらしからぬ実績を持つ新井悠太は、ここまで全試合に出場し、チームの主力を担っている。

「前節の新潟戦(2‐2△)はいつもどおり45分で交代になってもいいように、最初から100%の力を出し切ろうとプレーしました。前からプレッシャーをかける部分はよかったと思いますが、バイタルエリアの質が伴わずにチャンスをあまりつくれなかったですね。なかなか試合に出られなかった昨年の経験をむだにしないために、自分に何が足りないのか、チームから何を求められているのかを考えてやってきたことが今季に生かされていると感じます」

前線からの二度追い、三度追い、プレスバックといったディフェンス面の貢献や献身性を城福浩監督は高く評価する。とはいえ、シャドーのポジション争いは力量伯仲で、ゴールやアシストといった数字を残さなければ、いずれはライバルに取って代わられるだろう。

「得点は常に意識しています。J1でゴールを決めたい。今季からプロ入りした同期の活躍が最大の刺激ですね。負けないように、それ以上の結果を残したいです」

早くもゴールを量産する中村草太(明治大→サンフレッチェ広島)、高校、大学のチームメイトだった稲村隼翔(アルビレックス新潟)は特に気になる存在だという。

身を粉にしてボールを追いまくる新井の走りはチームに勇気を湧き上がらせる。記念すべきJ1初ゴールで勝点3をつかめれば、味の素スタジアムはお祭り騒ぎだ。

当日の天気予報は曇一時雨で、予想最高気温は14℃となっている。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
今季から東京ヴェルディ応援隊に就任した7人組女性アイドルグループ『Appare!』が来場し、試合前にライブやエアハイタッチ会を実施する。入場者数の見込みについては「チケットの発券状況は2万人を超えているのですが、どうも天気が崩れそうな様子で。招待券のお客さまへの影響が出ることから、1万8000人あたりになるのではないかと見ています」とクラブ関係者。空模様が気になったけど観にきてよかったなあ、と思ってもらえるゲームにするしかない。

[今季の1試合平均入場者数] 36,901人( 2/20位)
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2020年 2,429人(コロナの影響により参考外)
2021年 3,246人(〃)
2022年 4,955人(〃)
2023年 7,982人
2024年 20,976人

●ランド地獄耳●
▼ヘアスタイルをチェンジし、マッシュパーマとなった川村楽人。「前からちょっとやってみたかったんですよね」と、はにかんで笑う。綱島悠斗に客観的評価を求めると、「髪を切り揃えたばかりのときは可愛らしい感じでしたけど、パーマをかけて色気が出たような気がします」。ほう、そういうものなのか。
▼練習後、恒例のコーチングスタッフのボール回し。城福監督によると、コミュニケーションの促進や懇親の意味でも大事な時間だという。皆、子どものように楽しみ、へとへとになるまでやってクラブハウスに引き上げてくるが、どうやらこれで終わりではないらしい。大和純エキップメントマネージャーの話では、「選手が帰宅する夕方あたりになると、スタッフがぞろぞろとジムエリアに集まりますね。僕も一緒にやらせてもらい、なかには夏に向けて身体を仕上げたい人も」。第1部がボール回しで、第2部が筋トレ合戦。むろん、対戦相手のスカウティングやミーティングなど、それぞれのタスクをこなしたうえだ。つくづく、タフでなければ務まらない仕事である。

 

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