大宮花伝

不得手なタイプの相手を克服。スクランブル的布陣変更が奏功【大阪戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J3リーグ第8節・4月6日(土)14:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/6,570人
大宮アルディージャ 1-0 FC大阪
【得点者】大宮/74分 オウンゴール

▼アクシデントを乗り越えて

後半のアディショナルタイムは5分。1点を追う相手から怒涛のセットプレーを浴び、跳ね返す時間が続く。舘野俊祐のFKを笠原昂史が飛び出して弾き、空いたゴールマウスにはすぐさま濱田水輝、浦上仁騎、小島幹敏、下口稚葉の4人が並んでオレンジの壁を作った。

秋山拓也のヘディングシュートを小島が防ぎ、本人は「たまたま俺のところにきたけど、ゆるいボールをかき出しただけ」とうそぶく。途中交代した石川俊輝のキャプテンマークを引き継ぎ、そのおかげで「能力値が上がった」と笑うが好反応したからこその場面だ。

そうやって全員が集中し続け、猛反撃をしのぎ切ってウノゼロ勝利。大阪との無敗同士の上位対決を制し、かつクリーンシートは4試合ぶり。マンオブ・ザ・マッチに選ばれた笠原はホームゴール裏のお立ち台に立つと「勝ったぞー!」と歓喜の雄叫びをあげた。

大阪戦は順風満帆に迎えた訳ではなく、チームに「アクシデント」(長澤徹監督)が襲った。

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