大宮花伝

勝ち筋も見えた上位とのドローゲーム。そして運命の最終節へ【町田戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第41節
11月28日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/4,137人
FC町田ゼルビア 0-0 大宮アルディージャ

▼先発起用の裏にある“現実路線”

町田とはいつも接戦となるが、今回もまたもやそうだった。両者ともに最後まで虎の子の1点を狙い合ってのタイムアップ。力を出し尽くした選手たちはグッタリとへたり込んだ。5位に食らいつき、10試合ぶりの無失点。スコアレスドローで決着をつけ、石川俊輝は「最終節に僕たちが自力で残留を決めるチャンスをこの勝ち点1で得ることができた」とした。

狙い通りの戦いができたのは大宮の方だろう。いい守備から入る“現実路線”に軸足を置き、ロングボールから活路を見出すスタンス。ボランチの人選にそれが色濃くあらわれ、三門雄大と石川俊輝のいぶし銀コンビが配置された。これまで攻撃の心臓部として重用した小島幹敏をメンバー外にする手段は驚きでもある。

霜田正浩監督が理由を説明する。

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