長崎戦のことと選手のファンサービスについて Jリーグクラブ社長のリアル経営日記:Vol.35(2024.6.5)

水戸ホーリーホックは2年連続の受賞。多くの方のお力添えのおかげです
【2024年6月5日昼:晴】
皆さん、こんにちは!
関東は梅雨入り前の貴重な晴れ間でしょうか。
数日前には「ゲリラ豪雨」がありましたね。私は傘を持っておらず、少しの徒歩移動だったのですが、だいぶ濡れてしまいました。それにしても年々、雨の降り方が激しくなってきているように感じます。今年の夏はどうなってしまうのでしょうか、、、
さて先日の長崎戦は今年初の雨のホームゲームになってしまいました。
我々のホームスタジアムは屋根が架かっている席数はそこまで多くなく、いわゆる“観戦満足度”が著しく落ちてしまいます。天候ばかりは仕方がないのですが、来ていただいたファンサポーターに申し訳ない気持ちになります。
「仕方ない」。
そんな言葉では片付けられないような事象が先日の長崎戦でありました。
各メディアで報じられているようにラストプレーでの審判団の判断を下すプロセスについて、PKを取られた側の水戸ホーリーホックには受け入れ難く感じました。
クラブとしては運営規則に則り、JFA審判委員会にて検証いただけるようリーグに働きかけをしています。
大前提として人間が行うことに間違いは付きものです。絶対にゼロにはなりません。
VARがないJ2リーグにおいても、時に判定における「間違い」は許容することが必要な瞬間もきます。だからこそ一度下された判定、判断に必要以上の異議を唱えることは許されることではないと思います。だからこそゲームに関わったすべての人、ファンサポーターには「判定に至るプロセス」が明確化していないといけないと私は思います。果たして今回の事象はどうだったか。
この話はここまで。
後日審判委員会、リーグからの回答が出されると思います。次の意見はその際にします。
話題を変えます。
Jリーグでは全国60クラブが、地域に根ざした様々な社会連携活動「シャレン!」を行っています。その中でも特に社会へ特に共有したい活動を表彰する「2024 Jリーグシャレンアウォーズ」にて水戸ホーリーホックの「おらが街PRリーグ」の取り組みがメディア賞を受賞することができました。これはクラブスタッフのみならず、選手そして我々のホームタウン15市町村関係者、ファンサポーターの皆さんの力の結集で受賞できたものだと感じています。
突然ですが、皆さんは練習場で選手にサインをもらったことありますか?選手と写真を撮ったことがありますか?
いわゆる「ファンサ」と呼ばれるものですね。
ファンサービスの略、、、
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