デイリーホーリーホック

「楽しむことを止めるな!宇宙まおMAO主催の音楽イベント『MAO FES!』が初開催」【HHレポート】※無料記事

【写真 米村優子】

8月9日、ホーム東京V戦前のケーズデンキスタジアム水戸サブグラウンド・ホーリーホックパークで、水戸ホーリーホック応援ソングアーティスト兼MAOの宇宙まおさん主催の野外音楽イベント「MAO FES!」が初開催されました。

【写真 米村優子】

「コロナの苦境を乗り越えるために、エンターテイメントで茨城を盛り上げ、感動や熱狂を届けて、一人ひとりが主役になる機会を提供したい」
そんな共通の想いから、水戸ホーリーホックは今年、日本最大級の野外音楽イベント「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」と初コラボレーションを実施。
残念ながらロッキンは中止となりましたが、8月開催の東京V戦、京都戦、新潟戦のホーム3試合では、当初の予定通りにコラボユニフォームを着用し、スタジアムから「楽しむことを止めるな」という力強いメッセージを発信しています。
その連動企画の一つとして、宇宙まおMAOがミュージシャン仲間と共に、KSスタのサブグラウンドで野外音楽イベントを開き、「音楽×サッカー」のひとときを演出しました。

【写真 米村優子】

普段のホーム戦のイベント時は出入り自由なサブグラウンドですが、この日は入口と出口の導線が分けられ、入場の際は手の消毒や検温をしてコロナ対策を徹底。
入口付近ではキッズエリアが設けられ、ホーリーくんのふわふわ遊具やプール遊具のパドルボートで子どもたちがはしゃぎ、グラウンド奥では大人と子ども混合チームになってミニゲームで汗を流す姿が。
そして本格的なステージ右側にはロッキンとのコラボTシャツや各アーティストの物販ブース、ロッキン名物の五浦ハム焼きや完熟メロンまるごとクリームソーダなどを販売する飲食テントが並び、夏フェスムード満点でした。

【写真 米村優子】

昼下がりの13時20分から大阪発エンターテイメントグループ「CLOWN’S CROWN」がスタートダッシュを切ると、元ねごとのギタリスト・マスダミズキさんによるmiidaとavengers in sci-fi の木幡太郎さん、稲見喜彦さんによる新ユニット「Miida and The Department」、結成10周年を迎えたネオニューミュージックバンド「GOOD BYE APRIL」が次々と圧巻のパフォーマンスで会場を魅了。
観客はソーシャルディスタンスを保ち、声援が出せないこと以外は、真夏の太陽の下で、腕を振り上げ、リズムを刻む人、芝生の上で座ってまったりと聴く人、赤ちゃんを抱っこしながら聴く人、フェス飯を堪能しながら楽しむ人など、コラボユニフォームやコラボTシャツを着て、各々のスタイルで音楽を満喫する姿は、まさに野外音楽イベントそのものでした。

【写真 米村優子】

最後はコラボユニフォームを着用した宇宙まおMAOが登場。
水戸サポーターお馴染みの名曲「無限の力」など4曲を熱唱し、そしてラストはGOOD BYE APRILと共に、8月11日リリースの公式応援ソング第3弾目「週末のユートピア」で伸びやかな歌声を響かせると、会場は一体感に包まれていました。
「週末のユートピア」は、自身のスタジアムでの体験、ラジオ番組のリスナーや水戸サポーターから寄せられた試合観戦のエピソードやメッセージを紡いで誕生した新曲。
「私自身、サッカーが好きという所からではなく、外側からホーリーホックに関わった人間。『スタジアムってこんなに面白いことがあるんだ』という所を入口にしてサッカーを観に来る人が増えるように、スタジアムの雰囲気を伝える歌を作りたいなと思っていました。そして、試合前に気合を入れる歌はたくさんあると思うのですが、違う側面でもスタジアムの歌を作れたらいいなと。またみんながスタジアムに行きたいと思って貰えるような曲。ゲームの余韻に浸りながら、スタジアムの帰り道にも聴いて欲しいです」と楽曲に込めた想いを語っていました。

【写真 米村優子】

時折、雨に見舞われたものの、大成功で幕を下ろした「MAO FES!」。
パフォーマンスを終えた宇宙まおMAOは「こんなに楽しいとは!フェスの雰囲気を出すのにこんなベストな場所はないのではないか?と思うほどの会場で、これは毎年やらないと!(笑)。この後の試合が本番なのですが、サポーターの皆さんに楽しんで貰えて良かったです。出演者のみんなもお客さんの雰囲気だったり、悪天候も込みで柔軟にこの場を楽しんでくれましたし、色んな相乗効果がありました。私自身、他の出演者のファンでライブを聴けたのも、大好きな水戸サポーターの皆さんに彼らの曲を聴いて貰えたのも嬉しかったです」と笑顔。
ロッキンのように全国各地の音楽イベントやライブが中止になるケースが相次ぐ中での開催について、「もちろん皆さんの努力だったり、運もあったり、状況次第の所もあるのですが、こういう場があって本当に幸せだなと感じました。サッカーの試合の延長線だから出来たことなので、MAOをやらせて貰っていることがすごくプラスになったと思っています。ミュージシャンの方々にも、組み合わせ次第でライブのやり方があることを知って貰えたらいいなと思いますし、これからもホーリーホックに色々と還元していきたいです」と感謝の念を述べていました。
来夏の開催も待ち望む声が多く上がった「MAO FES!」。
「サッカー×音楽」で創り上げるステージが、水戸の真夏の恒例イベントとなることを願うばかりです。

【写真 米村優子】

宇宙まおMAOの新曲「週末のユートピア」は、水戸ホーリーホックホームゲーム、ブックエース茨城県内一部店舗、宇宙まおMAOの公式オンラインストアでCDを販売中。
また各種ストリーミングサービスでも配信中です。是非お聴き逃しなく!

(米村優子)

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