デイリーホーリーホック

「堅守甲府から点を取る! 攻撃のコンビネーションに特化。そして、最後には前節の反省も」【練習レポート】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

4月11日のトレーニングは9時半から城里町の「アツマーレ」で実施されました。前日降り続いていた雨はやみ、青空が広がりました。でも、風はやや冷たく、「春の陽気」とは言えない肌寒さを感じながら、甲府戦に向けてのトレーニングが行われました。

【写真 佐藤拓也】

この日のテーマは「攻撃」。特にアタッキングエリアでのプレーに重点を置いたメニューが続きました。次節対戦する甲府は守備の時は5バック気味にして、ゴール前を固めてきます。その状態から点を取ることは困難です。それでも、「点を取らないと勝てない」(長谷部茂利監督)とスペースがない状況での攻撃のコンビネーションを入念に確認していました。

その中で好プレーを連発していたのが、黒川淳史選手と茂木駿佑選手、そして木村祐志選手でした。黒川選手はゴール前で鋭い抜け出しを見せてゴールを連発。ゴールを決めた後、GK陣から「また淳史か!」と声が出るほど、高い精度のプレーを披露していました。茂木選手は左右両足から強烈なシュートを再三決め、そして木村選手はGKの動きを見極めながらコースを突くシュートを決めていました。シュートを受けるGK陣も必死でした。すでに木村選手に動きの逆を突かれて失点していた村上昌謙選手はその次の木村選手のシュートを防いだ際、何度もガッツポーズして大喜び。シュートを打つ選手も守る選手も1つのプレーに魂を込めてプレーしていることが伝わってきました。

【写真 佐藤拓也】

その後、トレーニングで行った攻撃の形を頭に入れながら、ゲーム形式の6対6と7対7を敢行。見事なコンビネーションから多くのゴールが生まれ、長谷部監督から何度も「素晴らしい!」という声が発せられていました。この調子で甲府の堅守を打ち破ってもらいたいと思います。

【写真 佐藤拓也】

そして、最後は「前節の反省」(長谷部監督)の意を込めて、逃げ切りの場面の戦術確認が行われました。最初から完璧にできることなんてありません。こうやってトライして出た課題を克服したことによって、チームとして成熟していくのです。普段は試合3日前に実戦形式のトレーニングを行うことはほとんどありません。それだけに「2度と同じことを繰り返さない」という長谷部監督の意気込みを感じざるを得ませんでした。

【写真 佐藤拓也】

痛みを味わいながらチームは強くなっていきます。次節甲府戦、前節の悔しさを糧に無敗対決を制して、さらなる勢いをつかんでもらいたいと思います。

【写真 佐藤拓也】

(佐藤拓也)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ