デイリーホーリーホック

【HHレポート】[HOLY SPONSORS]第24回・みなみ赤塚クリニック「逆境の中を這い上がり、若い選手を育て、チーム力上げる精神に共感」(2014/6/24) ※全文無料公開

水戸ホーリーホックを支えてくれるスポンサーさんにお話を聞く企画「HOLY SPONSORS」。第24回目にレポートさせていただいたのは、長年メディアスポンサーとして支援していただいている「みなみ赤塚クリニック」です。どのような思いを抱いて水戸の支援をスタートしたのか、高橋秀夫理事長にその経緯や今後の水戸へ期待すること等をインタビューした模様をお伝えします。

メディアスポンサー
みなみ赤塚クリニック 理事長 高橋秀夫さん

“おらが球団”の精神に共感。スポンサー活動を10年以上継続


私共のスポンサー歴は、かれこれ10年以上になります。
私は昔からスポーツ観戦が好き。ジーコが現役でプレーしていたJリーグ創世記の頃、鹿島アントラーズのファンクラブにも入っていて、スタジアムに足繁く通っていました。
サッカーを観る楽しみ。スタジアムの一体感。
それは、鹿島で体感した事です。
もちろんアントラーズも応援していますが、水戸ホーリーホックは“おらが球団”。
全国で限られた地域にしかJクラブはありません。それが自分の住む街にあるのは、とても幸せな事です。
地元でも個人、企業、それぞれ応援している方々がたくさんいます。出来る事は限られていますが、この街の住民の一人として応援したいし、良いチームに育っていくサポートが出来ればと思っています。そんな思いでオフィシャルイヤーブック、当日券のチケット裏への広告掲載などのスポンサー活動を今まで続けて来ました。

私は10代の頃から広島カープの大ファンです。
その広島カープも水戸と同じく、お金がないクラブ。せっかく選手を育てても引き抜かれてしまう。
広島は金本知憲選手、水戸は塩谷司選手、ロメロ・フランク選手、荒田智之選手などがそうでした。
チームとして確実に力は上がっているけれども、来季の中心となる選手がいつも移籍してしまう。
それでも沼田邦郎社長、柱谷哲二監督は、チームを作っていかなくてはならない。Jクラブである限り、身の丈経営を続け、J1昇格を目指さなくてはならない。それはすごく大変な事だと思います。
ですが、そんな逆境の中を這い上がり、若い選手を育て、チーム力上げて行く。
そんなホーリーホックの精神が、私は好きなのです。

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【写真 米村優子】

次なる牽引役の船谷選手、地元出身の田向選手、活動的な沼田社長に期待

今季は珍しく、ホームであまり良い試合が出来ていませんね。
現状としては選手層が薄く、怪我人も多い。個々の能力はあるけれども、それが発揮されていない。松本山雅戦も下を向く選手が多かった。
田中マルクス闘莉王選手、橋本晃司選手がいた頃は、彼らがチームを牽引していたけれど、今のチームにはそういう選手が欠けている印象です。
現役時代の柱谷監督のような、精神的に鼓舞する人がもっと出てくればいいなと思います。
私は船谷圭祐選手にリーダーシップを取って欲しい。期待を込めて、レプリカユニフォームの背番号は10を入れています。

また、田向泰輝選手が開幕戦に先発出場したのは、とても感激しました。
彼は地元出身の選手。実家が我が家から近く、彼のお父さんとも仕事関係でも知り合いです。
彼がもっと活躍してくれると、嬉しいですね。

そして、私は沼田邦郎社長に対して、非常に好感を抱いています。
沼田社長は毎日のように、ホーリーくんと一緒に地域の小学校や公民館などに出向いていますね。
今までの社長さんも色々やってくださっていましたが、それ以上に活動的な印象を受けます。
私共の病院の患者さんの多くは糖尿病なので、茨城県糖尿病協会の一員として、一般市民に糖尿病の啓蒙活動をするイベントを毎年しています。
一昨年は笠間ポレポレシティでホーリーホックとコラボイベントをしたのですが、当初ホーリーくんだけの予定が急遽、沼田社長も参加してくれたのです。すごく嬉しかったですね。

J1昇格すれば、クラブのプライドや住民達の意識も変化する

私はスポンサーというより、ただのファンに近いかもしれません(笑)。
良い意味で“にわかファン”が増えてくれると嬉しいです。女性ファンも。
そして、「おらが街にJクラブがあるんだ!」と誇りに思ってくれる人が、次第に多くなればいいと思っています。
この前の松本山雅戦もバス6、7台でサポーターが来ていました。私は一度山形戦でアウェイ観戦バスツアーを利用した事があるのですが、その時は残念ながら一台のみ。
水戸も松本山雅みたいにならないといけない。そのためにも地域が成熟していかなくてはなりません。

とにかくJ1に上がって欲しいと思います。出来れば、柱谷監督の時代に。
甲府や鳥栖も経営危機を乗り切って、今はJ1クラブ。
やはりJ1に行けば、環境がガラリと変わると思うのです。きっと、クラブのプライド、住民達の意識も変化していくはずです。
今度は、うちの順番ですよ!

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医療法人永和会 みなみ赤塚クリニック(水戸糖尿病甲状腺センター)
糖尿病、甲状腺疾患を中心にした診療体制を敷く、地域密着のクリニック。糖尿病治療が楽しくなるための行事として、歩く会、チューブ体操の会、日帰りハイキング、料理教室など定期的に開催中。

茨城県水戸市河和田町4940
TEL:029-257-6060
http://www.minamiakatsuka.com

(米村優子)

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