JFAレフェリーブリーフィングに行って、第29節・浦和戦のPK判定について聞いてきた!
10月26日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会によるメディア向けの『第9回 JFA レフェリーブリーフィング』がJFAハウスで行われました。当初出席予定だった扇谷健司委員長は体調不良のため欠席し、東城穣JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括が約1時間半にわたってメディアに説明し、意見を交換しました。
ハマプレも参加したのは、9月29日のJ1第29節・浦和×横浜FCでのンドカ・ボニフェイスが興梠慎三をペナルティエリア内で倒したとしてPKを取られ、オンフィールドレビューもなくそれが認められたことについて審判委員会の見解を聞くつもりでした。ただ、この会は基本的には誤審を説明するための場ではなく、この10月にJリーグの試合で見られたさまざまな判定を取り上げ、それを委員会が説明しながらルールやレフェリングについて理解を深めていくという趣旨の場でした。
「レフェリーブリーフィング」で検索するとこういった記事が出てくるので、重大な誤審に関して説明を行う場なのかと思っていたら、全然違ったわけですね。
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ブリーフィングでは活動報告的なことから始まり、メインの映像を使っての説明では①ハンドの事例、②ペナルティエリア内の事例(PK)、③オフサイドの事例を、それぞれ3〜4つずつの場面と、J1の事例ではVAR映像と音声も紹介しながら進み、浦和×横浜FCの場面は取り上げられませんでした。ただ、よく参加される同業者によると、事象によっては誤審を取り上げて説明されることもあるそうで、まあ要するに、JFA審判委員会では、あの判定を重大な誤審だと認識していないということでしょう。
最後に質疑応答があり、そこでは映像になかった場面についてもお答えいただけるということで、スポーツ報知の横浜FC担当・田中孝憲氏と一緒に質問してみました。最初の2問が田中さんで、以下がハマプレです。
──9月29日に行われたJ1第29節・浦和×横浜FCの試合で、ペナルティエリア内のプレーで今村義朗主審が守備側のファウルを取り、VARと交信が行われた末にオンフィールドレビューなしでPK得点となりました。一方、同じ今村主審が10月15日のルヴァンカップ準決勝でもペナルティエリア内のプレーで守備側のファウルを取りましたが、、これはVARと交信の結果、オンフィールドレビューをして判定を覆しPKなしとなりました。オンフィールドレビューが行われる基準は?
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