【無料記事】【小ネタの部屋】マルセロ・ヒアンに伝説のマラドーナを見た!
今週は練習公開が急きょ中止になり、横浜ダービーで歴史的勝利を挙げた選手たちの声を届けられず残念に思っております。特に伊藤翔さんには、自分が試合後に直接話を聞けなかったので、いろいろ確認したいことがあったのですが……。
また、吉野恭平のダメ押し4点目をアシストしたマルセロ・ヒアンには、あのラストパスは狙っていたのかどうか聞きたかった。
/#なぜそこに吉野
\自陣でボールを奪った #吉野恭平 がそのまま一気にゴール前まで駆け上がると、マルセロヒアンのラストパスを冷静にゴールに流し込み、勝負を決める4点目
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— 横浜FC【公式】 (@yokohama_fc) August 26, 2023
あれはすごかったですね。3点目のオウンゴール、その直前に山下諒也が伊藤翔に出したパスはディフェンダーが間合いを詰めてきていたので、上から見てても「あ、これは股を狙って通せちゃうやつだな」と思ったのですが、マルセロのはディフェンダーから距離があり、前と後ろどっちを通すのかなと思ったらまさか股を抜けてくるとは正直思いませんでした。
それで思い出したのが、マラドーナの90年イタリアW杯ラウンド16、ブラジル戦の股抜きスルーパスです。
数メートル前をパスコースを塞ぎに走ってきたディフェンダーの足の運びと歩幅を読み切り、その股間を通してカニーヒアに届けたスルーパス。この試合終始ブラジルに押されまくっていたアルゼンチンは、この一発で1-0で勝利して決勝戦まで駆け上がります。
まあ、この大一番でこのパスをしかも滅多に使わない右足で狙うマラドーナはやはりちょっとおかしいですが、3-1で勝っているアディショナルタイムとはいえ前を走っているディフェンダーの体の真下にパスを出すマルセロも十分におかしいと思いました(良い意味で)。来週以降、機会があれば本人に確かめてみたいと思います!
(文/芥川和久)